『ファイ 悪魔に育てられた少年』 観たぞー!! | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 


アンニョンハセヨー?? (´┰`=)ノ

ブログで交流のあるCさんから
(かなり強硬に「絶対観ろー!」と)ご推薦していただき
非常に期待していた
この映画を観に行ってきました。





ファイ 悪魔に育てられた少年

 

 

ファイ 悪魔に育てられた少年
原題:화이: 괴물을 삼킨 아이
英語題:Hwayi: A Monster Boy

2013年製作/125分/韓国

監督:チャン・ジュナン [第2作]
脚本:パク・チュソク
PD:イ・ドンハ
撮影:キム・ジヨン
照明:チョ・ギュヨン
編集:キム・サンボム、キム・ジェボム
音楽:モーグ(MOWG イ・ソンヒョン)
美術:チェ・ギョンソン,シン・ユジン
武術:チョン・ドゥホン,ハン・ジョンウク(ソウルアクションスクール)

出演
キム・ユンソク → ユン・ソクテ ナットッケビ(昼間の鬼)
ヨ・ジング → ファイ イム・グニョン
チョ・ジヌン → ユン・ギテ ナットッケビ(昼間の鬼)
チャン・ヒョンソン → イ・ジンソン ナットッケビ(昼間の鬼)
キム・ソンギュン → トンボム ナットッケビ(昼間の鬼)
パク・ヘジュン → ポムス ナットッケビ(昼間の鬼)
イム・ジウン → チャン・ヨンジュ ユン・ソクテの妻
キム・ヨンミン → チェ・ジョンミン 広域捜査隊刑事
ソ・ヨンファ → キム・ソンジャ イム・ヒョンテクの妻
ユ・ヨンソク → パク・チウォン 室長 JNU建設
ウ・ジョングク → 盲人マッサージ師
パク・チヌ → チャン刑事
ハン・チョル → キム刑事
ミン・ボッキ → 中年 元検事
ソン・ガングク → 飲酒取締り 警察
ハン・ソンヨン → 飲酒取締り 警察
イ・ジュニョク → 再開発団地 警察
パク・コンギュ → 再開発団地 警察 パク巡査
イム・ヒョンテク → 刑事課長 キム課長
ソン・ジョンハク → 警察庁長 竣工式
キム・ホンパ → インチョン(仁川)広域市長 ウ・サンテ 竣工式
パク・ミョンシン → チョ・ウォンギョン議員 民自党スポークスマン 竣工式

特別出演
パク・ヨンウ → チャンホ 刑事班長
イ・ギョンヨン → イム・ヒョンテク ソンジ財団
ムン・ソングン → チョン・スンギ会長 JNU建設 インチョン(仁川)
ナム・ジヒョン → ソ・ユギョン 女子高校生

 

 

久しぶりの
京都みなみ会館です映画
スクリーンに対して前の方のお席から
どんどん下に下がっていく独特の坂道です。
お客さんは見事に女の人ばかりでしたが
一人だけ芸術家風の男の人もいました。
まあ、時間的に主婦の方や学生さんが
多かったんだと思いますが・・・。

何といっても私にとっては
『スノーピアサー』以来、二度目の
「劇場で観る韓国映画」です。
けど『スノーピアサー』の見た目がもう完全に
(ガンちゃん達以外は)ハリウッド映画のルックなので
今回が初めて、といっても過言ではないでしょう。

 

 

お約束の、いろいろ面白そうな予告編の後・・・

(ノ゚ο゚)ノ オオォォォ-!ショーボックスのロゴ映像や・・・!!
パンパカパーンとかライオンがおお!とかじゃない
韓国映画の証・・・感動しました
目

 

 

さて

上映中の作品でもあるので
内容については詳しく触れませんが、この映画は
犯罪サスペンス映画としてのエンターテイメント的側面と
神話的&宗教的な物語が醸し出す哲学的な難解さが
無理なく同居した、非常にバランスのいい作品でした。
(って自分で書いてても、お前なんや!?って話ですがwww)
激しいカーチェイスやドキドキするサスペンス・シーン
そして『ジェイソン・ボーン』シリーズのような
リアルなファイトを楽しみつつ
情景の裏側にある本質を自分なりに探れるとゆう
めっちゃ面白くもめっちゃ奥深い映画ですドンッ
だから、とっても映画らしい映画なのですねカチンコ

まあ、私は一度観たきりですのでね、映画として
十分、(料金分以上ビックリマーク)楽しめましたが
でわ、作り手さん側の描きたかったことを
完全に理解したかはてなマークと言われれば、してないので
偉そうなことは言えませんが、少なくとも
是非、また観たい!と感じたことは
ゆうまでもありません・・・!!

どうゆう映画って言いにくいんですけどね、すぐには。
観る前に少しだけ読んだあらすじと
予告編からいろいろ想像してたんですが
私の浅い予想なんて、見事に裏切られましたねクラッカー
うわビックリマークこうきたか!?って感じでしたもん。
始まり方っから、予想外でしたもん。
けど、けっして筋自体はそんな難しくないので
観てて途中でまごつくようなことはありませんでした。
けど、全部が全部、予想外なんだよなぁ~ッ(´▽`*)アハハ

 

 

とにかく完成度はめっちゃくちゃ高いですアップ

傑作ぞろいの韓国映画にあっても
抜きん出て見応えのありすぎる傑作、第一級の・・・ひらめき電球
監督の前作になる2003年の『地球を守れ!』とは
ぜんぜん違いますよ。雰囲気も何もかも。
『地球を守れ!』は反則覚悟で大暴走したような映画でしたが
今回の『ファイ』はオーソドックス、且つ、腰の座った
堂々とした正攻法だったと、私は思います。

 

 

観終わってフッと思い出したのは

何年か前に観た
オリバー・ストーン監督作品の『プラトーン』
これは同意してくれはる方が多いと思います。
『ファイ 悪魔に育てられた少年』は
少年と父親たち、そして母親たちの話。
だからクリント・イーストウッドの映画にも
同じテーマの映画があったかもしれません
(どれとは知らんけど)。
血のつながりはないけど、家族として生きる。
誰かが書いてたかな、「擬似家族」ってはてなマーク
だから、家族的な犯罪者集団ってことなら
マイケル・マン 監督作品の『ヒート』
ベン・アフレック 監督作品の『ザ・タウン』もありますね。

あ、それから・・・残酷描写が話題になってますが
私はそれほど、きつくは感じなかったかなぁ・・・はてなマーク
人の体になんかが刺さったり
銃でグチャ!ってなったりするのは
まあ、これまでのそれ系に比べても
むちゃくちゃきつかったってことはないです。
けど、十分、凄惨なので、気の弱い方たちは
どうか、ご注意ください
ひらめき電球

 

 

そしてキャスティングと、俳優さんたちの演技は凄い。

すっごく惹きつけられました。
特に、主人公ファイ役のヨ・ジングはまず
そう簡単にはお目にかかれないほどの素晴らしさ。
あの目は・・・凄かった、こっちが泣きそうになった汗
ヨ・ジングの今後は映画界すべての注目でしょう目
だから私は同世代のあの女の子との初々しい関係を
もっと見てたかったんだよなぁ。

 

 

難を言えば・・・パンフレットが600円にしては薄くって

写真が少ないぞパンチ!って思ったことと(;^ω^)
(もうちょっと専門家の解説も欲しかったー)
女にとっては、女が酷い目に遭うばかりで
活躍しないので、ややストレスが溜まる映画ってことです。
それにしても、あの女の人は誰なんだろう・・・??
ソクテの奥さんでいいんだろうか・・・はてなマーク
けど奥さんの足を鎖でつないで
○○を○っちゃうなんて・・・。

そして
これからご覧になる方は、映画が終わっても
絶対に席を立たないでください。
明るくなるまで、観ていてください。
・・・チョン・ジュナン監督は・・・エンドロールで・・・
・・・な・・・泣かせてくるなぁ・・・(ノ◇≦。)!
『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』と同じくらい
素晴らしいエンドロールやったなぁ・・・!!
すっごい良かったビックリマークものっすご感動したー爆弾
一番好きなシーンはエンドロールかもしれません合格

とにかく、私の拙い感想なんて、正直
この映画の前では芥子粒みたいなのものです(^┰^;)ゞ
映画についての文章読むよりも
映画を観た方が絶対ええよ、絶対メラメラ

じゃあ、また・・・
アンニョンヒカセヨー(^.^/)))