僕が死を考えるのは。死ぬためじゃない。
生きるためなんだ。
アンドレ・マルソー（フランスの作家）
心理カウンセラーで看護師の
あきねぇこと池田あきです。
私はずっと「生と死」について考えてきました。
あるときは看護師として、ある時は自分ごととして。
看護師としてたくさんの患者さんと関わってきて思うのは
私たちは必ずいつかこの生を終えるのに、それをずいぶん遠ざけてしまっているなということです。
自分ごととしては、昨年50歳になったことが大きくて
やはり折にふれ、自分の残された時間について考えることもでてきました。
今までは自分の頭で考えるだけで、外に出してはきませんでしたが
これからは自分の記録として、時々発信していこうかなと思っていますので、どうぞよろしく。
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昨日の夜眠れなくて
なんとなくYouTubeを見ていて
こんなものを見つけた。
"おしら"さんというボイストレーナーの方がされている
「しらスタ」というチャンネル。
その中で
THE FIRST TAKE＊のYOASOBI「夜に駆ける」という曲を解説したものを何気なく見たの。
（＊これもYouTube。アーティストが自分の曲を、一回のみつまり一発撮りで歌う企画もの）
もともと、「夜に駆ける」は私の大好きな曲。
とっても売れてるし、紅白歌合戦にも出たから、知ってる人も多いんじゃないかな。
それで
おしらさんが説明してくれてるんだけど
YOASOBIのコンセプトは、小説を歌にするというもの。
だからこの「夜を駆ける」も原作があるという。
それがこれ
『タナトスの誘惑』（1分で読めます
そして
これをふまえて「夜を駆ける」を聞くと、曲の捉え方がグルっと変わるというおしらさん。
おおー！そうか！そういうことだったんだ！
ってなるから、よかったら見てみて。
人って死ぬ理由を選べない。
だけど、ひとつだけ自分で選べることもある。
生を終えることを選んだ人に
少しネガティブな声をあげる人がいることはよくわかるし
してほしいとは思っていない。
だけどその一方で
そうするしかないと思いつめていたその人たちの気持ちも
わかるような気がするのだ。
もしその人たちと
生きているときに話ができたのなら
私はきっとこういうだろう。
あなたを終わらせる勇気があるのなら
その代わりに、あなたの「must」を終わらせてみませんか？
そして今から、あなたの「want」を探してみませんか？と。
このままではダメだという気持ちは
その人が小さい頃に、そのまま出した自分を拒否されたという思いからやってきていることが多いと思います。
はじめはたった一つの出来事だけだったかもしれないけれど
そうやって自分のことを拒否されたり、認めてもらえないをいくつか経験すると
本当は頼りたいのに、拒否されるから我慢したり
本当はつらいのに、、それは許されなくて頑張ったり…
小さかったころは人（たいていはお母さん）に
"頼りたい"
"甘えたい"が
あなたの「want」だったはずなのに
「私はそのままの自分をだしてはダメなんだ」という思いから
"人には頼ってはいけない"
"努力しなくてはいけない"
"ちゃんとしなくてはいけない"という
「must」を優先させるようになってしましました。
「want」と「must」
どっちが本当のあなたなんでしょう？
もちろん、社会生活において
「must」の自分はある程度必要なのかもしれません。
でも今あなたを強烈にしばり
あなたの人生の操縦席に座っているのがもし「must」だったとしたら
あなたの本当の心「want」は
息も出来ず、きっと怯えているでしょうね。
声も上げられず、きっと苦しいでしょうね。
こんなに息がしずらいならもう・・・
そう思う前に
今日から
いえ今からすぐ
あなたの「want」を見つけてください。
コンビニでお菓子を買うときは
ちょっと高くても好きなものを買うところから。
通勤の服は今週2回目でも
お気に入りのコーディネイトを着ちゃうところから。
そんなことを考えた夜でした。
うん、「夜を駆ける」いい歌だね。
YOASOBIの「夜に駆ける」。FIRST TAKE
こちらはOficial Music Video
お茶の間てんてん
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