800文字 -63ページ目

憲法記念日に少し考えたこと

 高校の公民の授業中に「なぜ銃を個人が所持してはいけないか」という質問をされた。「アメリカでは憲法で認められた権利なのになぜだめだと思うか」と挑発的に質問してくる教師に対し、居眠り中を起こされて逆切れモードだった僕は「もし日本で銃の所持が許可されていたら、このような場面で僕は先生のことを撃ってしまうかもしれないので、日本では許可しない方がいいと思う」と回答した。その後どうなったかは覚えていないが、おそらく周りはドン引きだったろうと思う。

 今となっては笑い話だが(笑えないか)、今でも、もし自分が銃を持っていたらそれを使わずにすませる自信がない。うちの子どもたちの足音がうるさいと毎夜叫んでいる階下の馬鹿親父に対して思わず発砲、とならないとも限らない。

 アメリカでは大学内で銃の所持を規制しようという主張に対して、銃を規制すれば逆に狙われることになるので逆効果だという論理もあるようだ。しかし、他人に対する不信感の一方で、自分の自制心に対するこの信頼感はどこから来るのだろうか?銃を持つことによって自分が犯罪者となる可能性が高まると言う発想は出てこないのだろうか?

 憲法改正の議論についても同じ疑問を持つことがある。ほとんどの国が軍隊を持っているのに日本が持っていないのは恥ずべきことだという主張からは銃所持賛成派と同じにおいがする。他国が持っているから自国も持たないと危険だという発想はあまりにも貧困だ。理想論過ぎる性善説にたって、銃や軍を放棄すると言う発想も幼稚だとは思うが、気分や感情だけの議論ではなく、今よりよい憲法を作ることのできる状況に我々があるのかなど、自分たちの能力や環境に対する謙虚な姿勢を持って議論した方がいいと思う。

 今の憲法には少なくとも平和な世界を実現したいという高い志がこめられていると思う。


太田 光, 中沢 新一
憲法九条を世界遺産に


常識力トレーニング

 「大人の常識力トレーニングDS」でついに常識力指数が80になった。1月に購入してから3ヶ月で達成。過去に回答した問題ばかり出題されるようになったので、そろそろ卒業する時期かなとも思っている(常識力指数が下がっても不愉快だし)。

 「礼儀」の問題は少し「敬語」に偏りすぎている傾向にあるが、手紙の書き方や冠婚葬祭のマナーはかなり役に立った。祝儀袋の水引の結び方「超結び」と「結び切り」の違いを全く知らなかったので勉強になった。結婚式に「切れる」という言葉はご法度なので、てっきり、「結び切り」は結婚祝いには不適切と思っていた。あぶないところだ。

 「知恵」の問題は僕にとっては比較的簡単だった。豚肉や牛肉の部位の問題は名前は知っていても、場所までは意識したことがなかったのでおもしろかった。

 「社会」の問題は国旗の問題の正答率が低かったのが残念だった。一応、高校で地理選択だったので自信があったのだが、アジアの国々の国旗はほとんど覚えていなかった。特にインドの国旗がわからなかったのがショックだった。

 「決まり」の問題が一番実生活で役に立つような気がする。「民法」や「会社法」など法律の基礎知識が得られるので社会人にはお勧め。個人的には、0歳児でも個別のパスポートが必要になっているというのが驚きだった。

 「教養」は文系の僕にとっては、国語、古典や歴史の問題と算数や化学、物理に関する問題の正答率にかなり差があったと思う。乗法公式なんて言葉は20年ぶりに見た。

 今後の方向性としてはもうすでに発売されているのかもしれないが、数学問題の解法や法律の知識が楽しく学べるソフトがあればそこそこ売れるのではないかと思う。

 などなどと考えながら、このソフトを売ろうかどうか迷っている。


任天堂
監修 日本常識力検定協会 いまさら人には聞けない 大人の常識力トレーニングDS


お気に入りの絵本

 子どもに絵本を読まされることが多くなってきた。今日はお気に入りの絵本の話。

長男に最初に買ってあげたのは僕が電車好きだったので、安西水丸さんの「がたん ごとん がたん ごとん」。「のせてくださーい」というフレーズの繰り返しが読んでいても楽しい。おかげで、長男もすっかり電車好きになって、今では家中プラレールの線路を壮大に組み合わせて遊ぶほどになった。たぶん頭の中身の8割は電車のことでいっぱい。

 次男のお気に入りはなかやみわさんの「くれよんのくろくん」。家の壁中くれよんでらくがきするほどのくれよん好きなので、自由にいろんな色が塗られていく展開が面白いみたい。読み終わるとくれよんを貸せと要求し、らくがきを始めるのが悩みの種。

 僕の一番のお気に入りは長新太さんの「へんてこライオンがいっぱい」。NHK教育テレビで古田新太さんが朗読しているのを見て衝動買いした。派手な色使いといい、シュールな内容といい大人でも十分楽しめる名作。童話作家はここまで発想を飛ばさないといけないのかと感心する。「へんてこなライオンのおはなしです」という終わり方も好き。

 僕の母のお気に入りは同じく長新太さんの「キャベツくん」。長男の2歳の誕生日送ってくれた。このあたりの感性は親子で似てくるのだろうかと驚いた。この話もナンセンスコントのような展開が繰り返される。キャベツ君の「ぼくを食べたらこうなる!」という脅しに、ブタヤマさんが「ぶきゃ!」と驚く繰り返しに子どもたちも大喜び。孫の代にもシュール好きは確実に遺伝されている。

 最近の子ども達のお気に入りはささきまきさんの「おばけがぞろぞろ」。コミカルなお化けの絵と「ぞぞまるちゃん」、「おろむかくん」といったおばけの名前の語感が聞いていて心地よいのか、繰り返し読んで欲しがっている。


安西 水丸
がたん ごとん がたん ごとん
なかや みわ
くれよんのくろくん
長 新太
へんてこライオンがいっぱい
長 新太
キャベツくん
ささき まき
おばけがぞろぞろ