自己肯定
前回の続き。「生きにくさを認識するのは早い方がよい」と書いたが別に子供達に苦難に満ちた人生を歩んで欲しいと思っているわけではない。人生が自分の思い通りにならないことを認識する「謙虚さ」と、今のままの自分でいいと思える自分に対する「肯定感」、そして、よりよい自分になるための「向上心」、この3つのバランスが大切だと考えている。
「願えばどんなことでも夢はなんでも適う」などといった人生に対してあまりにも傲慢な戯言を子供達には安易に信じ込ませたくはない。たまたま運がよくて成功した人のかなり個人的な体験に基づく、あくまで人生の一時点を切り抜いただけの論理だと思う。百歩譲っても、「願えば夢がかなう可能性が高くなるかもしれない」くらいが妥当な線だろう。
人生に対する謙虚さがあってはじめて、自己肯定感が過信や怠惰さに繋がらずにすむ。生きにくい人生だけど、自分は今の自分のままでもかけがえのない存在だということを、どれだけ子供達に多く、かつ高密度に感じてもらえるか、が特に幼児期においては重要だ。子供達はこれからの人生で、嫌と言うほど「選ばれない」経験をする。合コンであぶれると言ったことから、学校や就職試験に落ちることまでさまざまだ。あくまで直感だが、ますます競争が激化していく中で、僕たちよりも子供達の世代の方が「選ばれない」経験をする機会は多くなる気がしている(一方で、格差が進展するので、生まれたときからある年代まで負け知らずで順調に進む人も増えそうな気がするが)。そういった、厳しい人生を歩んでいく上では、自己肯定感が、ぎりぎりのところで踏ん張れる源になると思っている。
あとは、この自己肯定感を怠惰に結びつけないためのモチベーションをどう与え続けるか。あまりにがんばらせすぎて、疲弊して折れてもらっても困るし、だらだらと人生を浪費してもらっても困る。この部分のバランスをどう取るかの答えはまだ出ていない。
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入園準備
先日、次男が来年から通う予定の幼稚園の入園説明会があった。兄弟優先入園枠があるということで、幸いなことに受付開始日に徹夜で並ぶようなことは必要なさそうだ。長男が通っている幼稚園という安心感がある反面、次男は早生まれ(それも3月下旬生まれ)で、まだオムツは取れていないどころか、離乳もしていないので、あと半年で本当に幼稚園に通えるようになるのだろうか、という不安もある。
入園説明会の資料の中にその幼稚園の噂について、園長先生が回答するというおもしろい資料があった。その幼稚園は自由奔放な校風が売りで、集団生活を楽しく過ごすということが主目的なので、学習的なことはほとんどしない。そういったこともあってか、いろんな噂が絶えないので、新父兄向けに不安を取り除き、教育方針を理解してもらうための資料という位置づけだ。その中に「この幼稚園の卒業生は小学校で先生の話を聞かないというのは本当ですか?」というものがあった。確かに一部にそのような児童がいるらしく、同じ話を地元居酒屋の店員さんから僕も聞いたことがあったので笑ってしまった。新入社員当初、出身大学で同期の特性をグルーピングするようなことがよくあったが、小学校でも出身幼稚園でレッテルが貼られるようなことがあるようだ。なかなか小学生も大変だ。
そういう意味では幼稚園選びも大切なのかもしれないが、僕はそれほど、こだわっていない。僕たちの住む社会は、非常に多様な考えを持っている人で溢れていて、一時的に自分の考えや境遇に近い人が集まる集団に属することはできても、遅かれ早かれ理不尽で理解しがたい人たちのいる世界に放り込まれるのは間違いない。別にそのような理不尽な人たちと無理して付き合っていく必要はないとは思うが、そういう人たちが存在するということは早い時期から認識することが大切だ。生きにくさを認識するのは早い方がよい。
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第3クール終了
月曜日の湘南 vs 東京V戦で、J2は第3クールが終了。セレッソ大阪は9勝3敗の勝ち点27でなんと第3クール首位。第2クール終了時には今の状況はとても想像できなかった(第1クール終了時は4勝3分5敗の勝ち点15、第2クール終了時は5勝1分6敗の勝ち点16)。さらに言うと、8月に札幌と湘南に連敗したときには今年の昇格はもうなくなったとあきらめていた。だから、ようやく長居スタジアムに帰って来るこの時期に、昇格の期待感を持ちながらサッカー観戦できることが何よりうれしい。
第3クール躍進の立役者はなんと言っても香川選手の成長。18歳ながらすっかりチームの軸となっている。鋭いドリブルで敵ゴール前を切り裂いた仙台戦での小松塁選手へのアシストやいったんは引き分けを覚悟した山形戦でのロスタイムのゴールなど、決定的な仕事をして勝利に貢献している。次に、小松塁選手のゴールの量産。第3クールだけで7得点とすさまじい躍進振りだ。正直スタジアムで観戦しているときは、何がすごいのかよくわからないが、ゴール前の決定力は高い。クルピ監督就任後にレギュラーに定着したので、彼を見出したことがクルピ監督の最大の功績と言っていいと思う。その他、江添選手、前田選手といったDF陣の安定と、ジェルマーノ選手の加入により、第1,2クールの最大の懸案事項だったボランチの層が厚くなった点、さらに、古橋選手、吉田選手といったベテラン勢の堅実な働きなど、チーム全体がよい方向に向かっているようだ。
2位の京都とは勝ち点8、3位の仙台とは勝ち点4の差。希望が見えてきたとはいえ、得失点差が絶望的に大きいこともあり、まだまだかなり厳しい。とりあえず、一戦一戦確実に勝ち点を取っていくしかないのだが、3連敗中の札幌、東京V、湘南からは第4クールで是非一矢を報いて欲しい。今年こそは最終戦で歓喜のドラマを見てみたい。
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