前回に引き続き、
「存続可能な企業はいくつかの特徴を合わせ持っている」
ということで、特徴は4つ。
■プロプライエタリ・テクノロジー
■ネットワーク効果
■規模の経済
■ブランディング
で、一旦、締めとして今回は
「ブランディング」
ブランディングは、
企業に固有のもので、
強いブランドを作ることは独占への強力な手段。
アップルがその典型的な例になる。
スタイリッシュなデザイン、革新的な機能美、
印象的な広告やマーケティング、高利益を生む価格設定、
そして、伝説的なカリスマ経営者のスティーブ・ジョブズ、、、
アップルブランドはもはやその他のブランドとは1つ次元が違うところにある。
アップルの広告方法など、
ブランド戦略として、多くの企業が取り組んできたが、
本質はそこではない。
アップルブランドは、
表面的な内容で確立されたわけじゃない。
製品全てに、
プロプライエタリ・テクノロジー(めちゃ良い製品)
を見事に表現している。
(プロプライエタリ・テクノロジーについては、
気まぐれ読書感想文:【0to1】「価値ある企業は成長だけでなく、存続しなければならない」
をご参考に。)
つまり、
「本質より、ブランドから始めるのは危険」ということ。
ブランド力は製品力があってこそ、さらにその企業価値を大きく後押しする。
ここまでの内容を通して、簡単にまとめると、
■プロプライエタリ・テクノロジー
気まぐれ読書感想文:【0to1】「価値ある企業は成長だけでなく、存続しなければならない」
■ネットワーク効果
気まぐれ読書感想文:【0to1】②「ネットワーク効果」
■規模の経済
気まぐれ読書感想文:【0to1】③「規模の経済」
■ブランディング
これら4つの特徴は、
プロプライエタリ・テクノロジー(最高品質の製品力・サービス)がある時、
ネットワーク効果で、自然と(SNSや口コミ等で)多くのユーザーに広がっていく。
そして、(規模の経済)規模が大きくなるにしたがって、
それは、新たな製品開発の機会や利便性へと繋がる。
その先には、
その企業のブランドが確立されていき、不動のものとなる。