前回に引き続き、

「存続可能な企業はいくつかの特徴を合わせ持っている」

ということで、特徴は4つ。

 

■プロプライエタリ・テクノロジー

■ネットワーク効果

■規模の経済

■ブランディング

 

で、今回は

「規模の経済」

 

 

規模が拡大すれば強くなる。

規模拡大の可能性を最初に組み込めているプランか?

 

そのビジネスプランが頭打ちになる内容なのか?

あるいは、人がいる限り広がっていくプランなのか?

 

サービス業の多くは、

どうしても限定的になってしまうという。

 

ヨガスタジオはどれだけ流行っても、

一流講師が教えられる人数は限定的。

多くても、数百万人。

 

物理的に無理でしょ!?みたいな話。

 

 

 

例えば、Amazonは当初、本屋のように思われていた。

 

けど、実際は本屋ではなく、”物流屋”のようなイメージでスタートしている。

今ではAmazonで調べると、ほとんどの物が手に入るし、安く、早い。

 

スタートが”本”に特化していただけ。

 

本の市場で優位に立った後、

本のユーザー数などを増やすのではなく、

”本以外”の分野に広げていき、「今ではなんでもある」といったところまでになっている。

 

 

本という物体ではなく、

物流というサービスを売っているのはAmazon。

一概にサービス業が規模拡大しないということではない。

 

 

 

ソフトウェアの場合、それは非常にイメージしやすい。

簡単にいうと、SNS。

 

ツイッターのユーザーは2億5,000万人という。

これだけ拡大するのはわかると思う。

 

皆が興味持てば、個人個人がスマホでアプリをダウンロードすれば、

それで誰もがスタートできる。

 

ツイッターが直接どうこうすることじゃない。

ユーザーがユーザーに勝手に広めていく。

 

ツイッター自体は投稿手法やその他の内容だけを考えれば良いだけ。

 

前回のネットワーク効果は、

前提として、ネットワーク効果が発揮されるプランかどうかがほぼ唯一の鍵になる。

 

 

これまでの

■プロプライエタリ・テクノロジー ←圧倒的に優れた製品

■ネットワーク効果

がある時、

 

今回の

■規模の経済

の要素を組み込むことで、

そのプランは無理なく、自然と拡大していく。