きゅ~じ~の自己発見ブログ -3ページ目

きゅ~じ~の自己発見ブログ

ようこそおいでくださいました。当ブログでは主に初歩的な心理学、エニアグラムなどを通して、あなたの今の不安、不満を解決する手助けになるような情報を提供していきます。また、趣味がギターですので、ネタに困ったら(笑)そちらについても書くかもしれません。

 自分の性格を知るという記事を書いたので、せっかくなので様々な性格診断・性格分類のうち、比較的メジャーなものを紹介します。


矢田部・ギルフォード性格検査
   120個の質問に「はい・いいえ・?」で答えていく方式。11の
   特性と5種類の性格グループに分ける。



ミネソタ多面人格目録(MMPI)
   550個の質問に答えていく方式。一度受けてみましたが、結構
   時間かかります;しかし虚偽尺度(正直に回答しているかどうか)
   もあり、割と信憑性があるかと。



MBTI
   質問に「はい・いいえ」で答え、ユング心理学に基づく16種類の
   性格タイプに分類する方式。インターネットで気軽に診断できる
   サイトがあるが、本来は専門の資格を持った人が判断する。


ロールシャッハテスト
   左右対称のインクの染みみたいな絵を見せられ、それが何に
   見えるかという質問に答えていく方式。



文章完成法(SCT)
   
不完全な文章を自由に完成させていく方式。全60問。



エゴグラム
   人の性格を5つの特性に細分し、それぞれの特性をどれくらい
   持っているかということを明らかにするテスト。全50~90問。


エニアグラム
   人の性格を9つに類型し、どのタイプであるかを診断する。ただし
   タイプの判定には様々な方法があり、代表的なのは1タイプにつ
   き
10~20個の質問に回答していく方法。もしくは3つの文章の
   中から
一つ選び、それを2回繰り返す方法。




とりあえず有名どころはこんな感じでしょうか。他にもいろいろあるので調べてみてください。ただこういった性格診断は必ず“誤差”が付きまとうものなので、結果を絶対視せず、自分を知るきっかけとして診断してください。



参考文献です↓
あなたとわたしはどう違う?―パーソナリティ心理学入門講義/ナカニシヤ出版
¥2,625
Amazon.co.jp


心理学のすべてがわかる本/日本実業出版社
¥1,575
Amazon.co.jp
 そろそろ大学2~3年生の人が就職活動のために自己分析をしていると思います。すでに就職されている方は過去に自己分析を行った経験があることでしょう。この自己分析は実際やってみると結構難しいですよね?一応ネットで検索すれば数個~数十個の質問に答えて「あなたは~な人です」と出ますが(エニアグラムもそうですね^^;)、その結果に満足できなかったり「自分はこんな人間じゃない」と思う人もいるのではないでしょうか?






 私も学生時代は「自分の本当にしたいことはなんだろう?」「自分はどのような人間なんだろう」と疑問に思っていましたが、なかなか満足のいく答えは見つかりませんでした。自分を知るって実際やってみるとかなり難しいものです。





 ではなぜ自分を知るということが難しいのかというと、実は自己分析を難しくしている邪魔者がいるのです。それは何かというと・・・ずばりあなたの“性格”です。





 “性格”の定義は分野によって異なるでしょうが、私は「生まれ持った気質+生後学んだ外界への対処法」であると思っています。私たちは生まれる前からすでに“性格のようなもの”(私はこれを“気質”と呼んでます)を持っていました。そして当初はこの“気質”を使って外界に対処していきましたが、成長していくにつれそれだけでは対応できなくなりました。そこで、自分の欲求を満たしたり問題に対処していく方法を思考錯誤して学んでいきます。また、周囲の大人から「こういうときはこうする」といった“倫理”を押しつけられます。そうして、あなたは外の世界というステージで踊るために性格という名の衣装(=性格)を身につけていったのです。




 

 外で裸でいて許されるのはせいぜい幼稚園ぐらいまででしょう。もし大人が裸で外をうろつこうものなら警察沙汰です。大抵の大人は服を着ていますし、しかもその場にあった服を身にまとうのがマナーとされています。これは性格でも同じで、自分の気質そのままを出せるのは長い人生の最初だけです。成長していくにつれTPOをわきまえた行動をしていきます。つまり本当の自己とはそういった衣装を着ていない、素っ裸なあなたということです。ですから本当のあなたを知るにはその衣装を脱がなければならないのですが、悲しいかなほとんどの人は自分が来ている服=自分だと勘違いしています。確かに、警官の服を着ている人が実は大工さんなんて普通は思いませんよね。それに自分をよく見せるために上等な衣装を着るなんてよくある話です。






 そのため、自己分析を行う際はなるべき自分の着ている衣装を脱ぐ=性格を極力排除するということが必要となります。これは簡単なことではありません。しかし比較的簡単な方法があります。それは幼いころの自分を思い返してみるということです。幼いころはまだ性格が発達しきっておらず、気質の部分が強く影響します。そのため、例えば回答を選択するタイプの性格診断(エニアグラム、エゴグラム、MMPI、MPI、Y・G性格診断、etc...)を受ける場合、なるべく幼いころどういう行動をとっていたか、若いころの自分ならどう答えるだろうかという観点で回答すると正確な診断結果になりやすいです。





 そして、今の“性格”を形成していった要因が何であるかを考えることも重要です。性格の半分は環境によって形成されますから、自分がどのような環境で育ってきたか、どういった出来事を経験してきたかという点を考えるきっかけになります。





 性格=自己と思っているうちは、本当のあなたを知ることは難しいです。まず性格は自己の本質ではないことを理解する必要があります。そして性格に捕らわれることが無くなり、性格を“自分の一部”と理解できたなら“性格”はあなたを助ける“道具”となるのです。これは無理して別の性格を演じろというわけではなく、あなたの性格=道具の得意不得意を学ぶということです。得意なことをどうすれば発揮できるか、不得意なことにどう対処するかということを知るということです。





 なんだか抽象的になってしまいましたが、それだけ「本当の自分を知る」ということは難しいことです。ですから、焦らずゆっくりとリラックスして「本当のあなた」を探していってください。私も「自分はこういう人間です」って説明できるようになるまで1年以上かかりましたから・・・(しかもまだ完璧でないという・・・)。

















↓参考文献です。興味があるならぜひ一読を

エニアグラム―あなたを知る9つのタイプ 基礎編 (海外シリーズ)/角川書店
¥1,785
Amazon.co.jp
あなたとわたしはどう違う?―パーソナリティ心理学入門講義/小塩 真司
¥2,625
Amazon.co.jp
各タイプの自己診断の結果ページです。まだ診断の済んでいない人は先に診断してください。

 
 質問1、質問2で選んだ記号の組み合わせを下から探してください。それがあなたの(現時点で一番可能性の高い)タイプです。



AX・・・タイプ7(楽天家)です。物事をポジティブに捉え、様々なことに
          挑戦します


AY・・・タイプ8(チャレンジャー)です。自信があり周囲を引っ張ります。

AZ・・・タイプ3(結果主義者)です。効率的に成功を達成します。



BX・・・タイプ9(平和主義者)です。調和を大事にします。

BY・・・タイプ4(個性的な人)です。独創性があり、美を愛します。

BZ・・・タイプ5(学者肌)です。洞察力に優れます。



CX・・・タイプ2(世話焼きな人)です。誰かを助けることを喜びとします。

CY・・・タイプ6(安全を求める人)です。責任感があります。

CZ・・・タイプ1(完璧主義者)です。真面目でコツコツと作業をします。






各タイプの概要を読んでみて、納得がいくかどうか確かめてみてください。納得がいかない場合、どこに納得できないのか考えてみて、もう一度素直な気持ちで診断してください。コツとしては、10代のころ(現在10代の人は少し前)の自分と照らし合わしてみると自信のタイプである可能性が高くなります。




納得のいくタイプがなかなか見つからないようでしたら、可能な限り手助けしますのでぜひともお気軽にコメントください。
















↓参考文献です。より詳しくエニアグラムについて知りたい方はどうぞ


エニアグラム―あなたを知る9つのタイプ 基礎編 (海外シリーズ)/角川書店
¥1,785
Amazon.co.jp