エニアグラム タイプ4 個性的な人 | きゅ~じ~の自己発見ブログ

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 タイプ4は一言で言い表すなら天才肌な人と言えます。他人と一緒であるということに価値を見出さず、むしろ避ける傾向にあります。そのため、物の見方やセンスが非常に個性的であることが多いです。周りの人が気にも留めないことに関心が向き、そこに感動を見出します。感動を感じないものは、このタイプの人たちにとってあまり価値のあるものではありません。





 タイプ4の人は自分なりの美意識を持っている人が多いです。このタイプの人たちは、深いところで自分たちは芸術家であると感じています。良くも悪くも、凡人とは一線を画すセンスの持ち主です。そのため芸術の分野で活躍するタイプ4は数多くいます(絵画、演劇、音楽、etc...)。たとえ芸術分野の職についていないにしても、自分のセンスを発揮できる職場においてタイプ4は生き生きとします。もし職場でそういった機会が無くても、プライベートで何か創造的な趣味を持っています。創造性を発揮し、自己を表現することはこのタイプにとって息をしたりご飯を食べるのと同じように、かけがえのないことなのです。





 またタイプ4は個性的である反面、人から理解されないことをよく経験しています。表に出すことは少ないですが、タイプ4は基本的に自分の美意識、個性を人に認めてもらいたいと感じています(それに本人が気付いているかどうか別として)。しかし個性的であるが故、それらが認められないことは少なくありません。彼ら(彼女ら)にとって、それはとても辛い経験となります。しかし、そういったことを経験してきたためか、タイプ4は社会的、組織内の弱者、もしくは深い苦悩を抱える人に深い同情をすることもあります。




 人を助けるといった点では、タイプ2とよく似た特徴のように思えます。しかし、、タイプ2が常に人に気にかけ、干渉していくのに対して、タイプ4は基本的に他人不干渉です。しかし本当につらそうな人を見かけたとき、他のタイプの人が見捨てるにしてもタイプ4は深い同情心から助けることがあります。





 そんな豊かな感性の持ち主であるタイプ4ですが、基本的に内向的で人付き合いが得意なタイプではありません。人との心からの付き合いを重視するため、社交的な上辺だけの付き合いを軽視します。その上、自分一人の時間を大切にしているため、人付き合いが悪いこともあります。また、他人と違うこと、個性的なことに価値を見出すため、人と協力して物事を成し遂げたり単純なルーチンワークを行うのが苦手です。このタイプにとって、集団の中に埋没して個性を発揮できないことは苦痛以外の何物でもありません。





 前述したように、このタイプは自分でも“自分と他人は違う”ということを感じています。それは疎外感を感じる元になりますし、もしかしたら時として傲慢な態度をとることもあります。他人と違って当たり前と感じているので、「みんながやっているから君もやってくれ」といった理屈は通用しません。これは上手く働けば物事の上辺に捕らわれず、本質を見出すというタイプ4の長所に繋がるのですが、時として「なぜ特別な自分が皆と同じことをしないといけないんだ」といった傲慢な態度を示すこともあります。





 しかしながら、基本的に周りから非難されたり理解されなかったことが多いタイプ4は往々にして
自尊心が低いです。そのため、基本的に内向的で引っ込み思案です。認めてもらえないことへの恐怖から、引きこもり社会的に孤立することもあります(何かと一人になりたがりますね。いやはや^^;)。




 
 もしこの記事を読んで自身がタイプ4だと感じるようでしたら、まず身近な出来事にもっと関心を持つようにし、そして関わってください。また低い自尊心から身動きが取れないようなら、まずは小さなことをコツコツと達成する癖をつけましょう(このタイプは小さい目標を軽視する傾向があります)。それは自信へとつながりあなたの創造性を発揮する手助けとなります。






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