以前紹介したタイプ1も同じよう組織において評価されやすいと説明しましたが、この2つのタイプは成果の出し方、出世の仕方が違ってきます。
タイプ1は根がまじめで、コツコツと作業を進めていきます。しかしながら、自分の感情を表に出すことが苦手であるためか、あまり意見を出すことをしません。周囲を巻き込んで物事進めていくことを苦手とします。
一方、タイプ3はイメージで語るなら猪突猛進、熱血ビジネスマンといった感じでしょうか、タイプ1がどちらかといえば内向的、インテリ系であるのに対し、タイプ3は外交的、体育会系です(あくまでイメージとしてですよ?当然実際は逆の人もいます)。目標を達成するため、チームも巻きこんで課題をクリアしていきます。このようにリーダーシップに優れたタイプであると言えます。また、効率的に物事を進めようとするところがタイプ1と違います。
ではこのタイプの弱点はなんでしょうか?それは、あまりに結果にこだわるため、ワーカーホリックに陥ってしまう点です。仕事第一で考える人が多いため、家庭や周囲の人間関係をつい疎かにしがちです。成果を出すために人を駒のように扱ってしまい、結果誰も付いて行かなくなることがあります。また、働きすぎて体調を崩すことも多いです。
またこのタイプは、失敗を極度に恐れています(自覚している人はあまり多くないようですが)。とにかく成功にこだわり、失敗すること、挫折することはタイプ3において我慢ならない、とにかく避けたいことなのです。しかしながら、常に成功する人生なんてあるわけないです(まぁ失敗を失敗と捉えない人はいますが)。誰だって一度は挫折を味わいます。そのとき、タイプ3は立ち直るのに時間がかかります。挫折したという事実を認められない人もいますし、挫折して「自分はもう成功することが無い」と今後の人生に絶望する人もいます。
もしこの記事を読んで自身がタイプ3と思うのでしたら、タイプ1同様少し休んで、自分が本当は何がしたいのか一度考えてみるのが良いでしょう。また、チームとして目標を達成するには、必ず仲間の助けが要ります。その点については理解しているのでしょうが、時には部下や仲間を労わってあげてください。それだけであなたへの評価はかなり違ってくるはずです。
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