自分の心の声に従った結果、思いがけず人とは違う生き方になってしまった、という本に惹かれます。
ご本人は、いたって真面目。ただ心の熱量がすごくて、振り返れば波瀾万丈という内容にシビれました。
すごいことをしようとか、変わったことをしようという意図はないのに、どんどん驚きの展開になっていくんです。
本を読みながら、驚いたり笑ったりしているうちに、自分の心もほぐれていきます。自分の知らない世界がある、夢をかなえるには思いもよらない道があって、もっと自由に生きていいんだ、と思えます。
著者のご両親の優しい言葉や、ケニア人の奥さんと息子さんの奮闘ぶりも心に残ります。愛情がいっぱい詰まった本です。