感じのいい人になるには | 子どもと学ぶ英語

子どもと学ぶ英語

英語を学びながら、日々出会う、英語プラスアルファの楽しいことを書いています。

振り返ったとき、親子で英語を学んだ時間がよい思い出となりますように。

英語が楽しみにつながりますように。

そんな気持ちで書いています。

ご訪問ありがとうございます!



※英語初心者の方向けの記事です。
※知っていても、実際に英語を話すときに忘れがちなことですので、ご一読いただけると幸いです。


「プリーズ」と「サンキュー」は、単なる言葉ではなくて、礼儀です。

ほかの単語をたくさん知っていたとしても、この2語がないと、英語の荒波を乗り越えられません。

英語圏では、子どもが「プリーズ」、「サンキュー」と言えるようになるまで、親がくどいほど注意します。

プリーズを言わないとどういう感じか、少し大げさですが書いてみます。

今、あなたは国際線のキャビンアテンダントさんだとします。日本人の乗客に、にこやかに英語で聞きます。

「ビーフにしますか?チキンにしますか?」(機内食には色々なバリエーションがありますが、一例として。)

すると、男性も女性も多くの方が、
「ビーフ!」「チキン!」と、単語だけで答えます。

ビーフ、チキンのあとにプリーズをつけないと、まるで「ビーフくれ!」「チキンくれ!」と言っているかのような、横柄な印象です。意図せずに失礼な人になってしまいます。


ですので、

「ビーフ、プリーズ」

「チキン、プリーズ」

と、必ずプリーズをつけて下さい。

何かものを頼むときや、買い物をするときは、「欲しいもの」のあとに必ずプリーズをつけて下さいね。

何かが必要ですか?と聞かれたり、何かをしてもらうときも、イエス、と答えるだけではなくて、「イエス、プリーズ」。

不要なときは、ノーだけではなくて、「ノーサンキュー」。もっと言えば、
"Thank you, but no thank you."
カジュアルに言うなら
"Thanks, but no thanks."

英語を話せる、話せないではなく、プリーズとサンキューを言って初めて、普通に感じのよい人になります。

日本語だと礼儀正しい方々が、英語になると横柄な印象を与えてしまうのはとても残念です。

まずは、単語にプリーズをつけてみる。そして、小さなことにも意識してサンキューと言う。
それだけで印象がよくなります。

あともうひとつ。人にぶつかったら、
「エクスキューズ・ミー」と言いましょう。日本のラッシュ時に、このルールがあれば、世の中がもう少し優しくなるかもしれません。その代わり、四六時中、エクスキューズ・ミーと言うことになりますが(>_<)


※注意:文の初めにプリーズをつけると(例えばPlease sit down )、強制的なニュアンスになるときがあります。特に、sit downは、学校の先生や親が子どもに言うニュアンスですので、大人同士の会話では、"Have a seat./ Please have a seat."を使います。