【心に刻んでおきたい言葉】

設計担当者には「良いものを作れば売れる」と言う意識が強すぎた。

競争がほとんどなかったフィルムカメラで育ったことも影響していたのだろう。

 




~木村眞琴氏の言葉~

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【本文】


■「マーケットイン」の時代は顧客は趣味・趣向を重視する!■

 



木村眞琴氏は、ニコンで専務をやっていた人物だ。

 



「競争がほとんどなかったフィルムカメラ云々」の下りがあるが、これは真っ赤な嘘で、フィルムカメラの競争はかなり熾烈だった。

 



キヤノン、旭光学、ヤシカ、もちろんニコンも有名だったが、潰れたり吸収合併されたカメラメーカーも数社ある。

 



木村眞琴氏のニコンはどちらかといえば、上級客向け、プロ向けのカメラが多かったようで、その他大勢のカメラメーカーとは一線を画していたように思う。

 


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ニコンに限らず、とかく設計者は「良いものを作れば売れる」と過信している向きがある。

 



その思想は「プロダクトアウト」の時代の名残であり、確かに作れば売れる時代だった。

 



しかし、1億総中流時代になって、「マーケットイン」の時代が訪れると、お客様は自分の趣味・趣向を重視するようになり、お客様の購買行動をしっかり研究して商品化しないと売りない時代になったのだ。

 



=コンピテンシー宣教師=

 

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