日本航空での会長就任会見で稲盛氏は「これまで私の企業経営者としての経験から得た経営思想や経営管理システム、さらには私の人生から得た人間としてあるべき姿や考え方をJALグループの社員一人ひとりに伝え、全員が同じような思いを持ち、一丸となって日本航空の再建に取り組めるようにしていきたい」と挨拶し、短期間でV字回復を果たした。

 

 

 

~経営革新力<その18>~

 

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【本文】

 

 

 

■日航の早期再建は稲盛氏の経営革新力でした!■

 

 

 

「田舎の町工場上がりのオッサンが日本航空に乗り込んで再建など果たせるわけがないでしょう」と日航の社員はもとより、世間の人たちもそう思っていた。

 

 

 

稲盛氏が乗り込んでみると幹部社員の意識の低さは想像を絶するものだった。

 

 

 

なぜ経営不振に陥ったのかという命題に対して、ほとんどが「他責化」で意見を言う。

 

 

 

会議で切れてしまった稲盛氏が、おしぼりを投げつけたところ、ダメ幹部の顔に命中した。

 

 

 

 

 

「稲盛さんは本気なんだ、本気で我々を怒っている」とみんなはヒビッた。

 

 

 

「他責化」をやめて「自責化」でものを言うようになり、意識改革は一気に進んだ。

 

 

 

これまで部門間の連携などありえなかったが、部門間の連携が強まり、みんなのコスト意識も高まった。

 

 

 

日航の早期再建は稲盛氏の経営革新力によるものだった。

 

 

 

=コンピテンシー宣教師=

 

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