開店間もないSと言う中年向け婦人服の店舗に老婆が入ってきた。

 

 

フロアマネージャーも店員も接客しようともしなかった。

 

 

おばあさん、あなたがくるようなお店ではありませんよというスタンスに思えた。

 

 

そのとき一人の店員が「いらっしゃいませ、どんなものをお求めですか?」と聞いた。

 

 

老婆は息子の嫁へのプレゼントの下見に来たのだった。

 

 

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【本文】

 

 

■場違いのお客と勝手に判断してはならぬ!■

 

 

高級ブティックにみすぼらしい格好をした老婆が入ってきたら、店長やスタッフは嫌な顔をすることだろう。

 

 

「すみません。当店はシルバー向けの商品は扱っていませんので・・」とつれない接客をするに違いない。

 

 

 

 

Sと言うお店は、主として中年向け婦人服などで全国に出店攻勢をかけている人気店だ。

 

 

開店間もない頃、よぼよぼの老婆が店内に入ってきたが誰も接客すらしようとしなかった。

 

 

一人のパート店員が老婆に近づき、優しく声をかけて接客したところ、老婆は息子の嫁がとてもよくしてくれるので誕生日のプレゼントをしようと下見に来たことが分かった。

 

 

数日後嫁を連れて老婆が訪れ、少し高めの上下おそろいの洋服を購入したのだが、息子の嫁は終始笑顔で嬉しそうだった。

 

 

すぼらしそうなお客、歳から言って場違いのお客などと勝手に決め付けるのは禁物だ。

 

 

=コンピテンシー宣教師=

 

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