【心に刻んでおきたい言葉】
後にT自動車販売の常務になったA氏は途中入社だった。一ケ月経っても二ケ月経っても一台も売れない。三ケ月目に今月も売れなかったら辞める覚悟でいたのだが、とうとう最終日を迎え、夕方飛び込んだのが大手Y社のパン工場だったが運命の出会いが待っていた。
~顧客重視<その14>~
【本文】
■ 営業マンには運命的な出会いがあるものです! ■
A氏は大手Y社のパン工場の工場長に応接室に通された。
「営業車が50台ありましてね、車検時期に合わせて半分ずつ買い替える検討をしていたところなんですよ」と工場長が話してくれた。
A氏はあわてることなく、冷静に「実は私、途中入社でT自動車販売の営業マンになったのですが、一台も売れませんでした。今日で丸三ケ月で、これから会社に帰り、辞表を提出するところです」と正直に話した。
工場長は「そうでしたか。でもAさん、これも何かの縁ですね。あなたから全部買いましょう。稟議書を書きますから」と言ってくれた。
A氏は涙が出るほど嬉しくなり、会社にいい報告をしたあと軽やかな足取りで帰宅した。
翌朝、奥さんは5時起きしてお赤飯を炊き、煮物を作ってA氏と共にY社のパンの工場を訪問し、重箱を差し出してお礼を言ったそうだが、なんとできた奥さんではないだろうか。
A氏は「営業とは心。誠意。正直者は決してバカを見ない」と言うことを学び、偉くなっても部下にそのことを説いたそうだ。
=コンピテンシー宣教師=
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