珪藻土建材の安全性 | 株式会社グリット デザイン・リフォーム・広報部 リノベーションLABO

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2007年1月にスタートしたブログですが、株式会社リノベーションLABOのブログとして運営してまいりましたが、皆様御想像通リ妙齢となり、もともと商売には向いてないこともあり、株式会社グリットのデザイン・リフォーム・広報部を務める事となりました。

安全、健康が謳い文句の珪藻土建材はしかし本当に安全なのか。配合されている物が何なのか不明確なので正確なことは言えないのですが、以下のことは言えますので要注意と思います。

まずは、合成樹脂の問題です。混入されている合成樹脂自体の安全性は、その成分をメーカーが明らかにしていない状態では何とも言えません。

樹脂については、次のようなことを予想するべきです。



1つは合成樹脂の経年変化による劣化の問題です。

 

紫外線をあびるなどによって合成樹脂は劣化し、もろくなってきます。

その結果、固まっていた樹脂自体が飛散するようになる可能性があります。

ビクロスは発ガン性がある塩ビを素材にしていますが、劣化によって将来、塩ビが飛散することが予想されます。

同様に、珪藻土建材に含まれる合成樹脂の飛散の問題も予想されます。

飛散すればその樹脂を吸い込むことになります。

だから樹脂の安全性は重要です。
20年、30年先にいったいどうなるのか。

 

「合成樹脂が多い方が安心だ」などという意見の方は、合成樹脂の安全性と耐用年数がいったい何年なのか、よく調べた方がいいでしょう。

もう1つ、合成樹脂自体は安全かもしれませんが、その場合でも合成樹脂の劣化とともに、合成樹脂で固化してあった珪藻土がバラバラになって飛散するということが起こる可能性があります。

珪藻土が飛散したからといって健康上大きな問題になることはたぶんないでしょうが、ほこりっぽくなるでしょうから、塗り直しということになります。

安全性に関しては、含まれる薬剤、例えば防カビ材の問題もあります。珪藻土自体は腐りはしないですが、湿気を吸うために建材にカビが生えることがありえます。

そこで珪藻土建材には防カビ材が配合されていることが多くあります。

 

それはどの程度安全なのか。

幼児なら壁を舐めることもありえますし、手で触っても安全なのか。また薬剤が揮発することはないのか。しかしこれらも、建材に含まれる成分が秘密では、確認しようがありません

固化材に石灰(漆喰)やセメントを用いている場合には、そのアルカリのおかげでカビは生えにくいので防カビ材を不要にできます。

 

またこれらは合成樹脂のように劣化することはありません。固化材を何にするかは、こうした意味で重要なのです。