Little Friends -588ページ目

「トワイライトエクスプレス」奔走記⑤

(続き)念のため、豊橋駅にも確認したが、盆暮れ以外は事前受付はやっていないとのこと。

「北斗星」のデビュー当時、僕はこの事前受付を利用して、A個室「ロイヤル」の寝台券を確保していた。

当時は東京にいたから、最寄のJR中央線東中野、高円寺、阿佐ヶ谷、西荻窪の四駅を利用した。

地下鉄や私鉄の乗換え駅の吉祥寺、荻窪、中野は、利用客の多い大きな駅だし、事前受付をやっていない駅もあったから、最初から対象外だった。

駅ごとに受付開始時間が違うため、まず高円寺、次に西荻窪、東中野、最後に阿佐ヶ谷というように、電車で右往左往しながら、申込用紙をばらまくのだ。

駅によっては朝7時から受け付ける駅もあったから、とにかく大変だ。

まずはこの事前受付で一番乗りしないと、なんの意味もない。

そしてマックなどで時間をつぶし、10時になると同時に一駅づつ結果を聞きに行く。

全滅の場合も多いが、2枚取れた時もある。

そういう時は、とりあえず買っておいて、あとで他の指定券に変更する。

払戻しは手数料を取られるが、他の指定券への変更は、1回に限り無料だ。ただし、変更できるのは同じ種類のきっぷに限られる。(続く)

「トワイライトエクスプレス」奔走記④

(続き)翌々日の5月25日の朝、豊橋8時50分発の浜松行普通列車に乗った。

豊橋駅でもSuicaが使えるようになり、久しぶりに財布ごと自動改札に押し当て、「ピ!」で改札を通過。

わずか一駅、隣の二川(ふたがわ)駅で下車。豊橋総合公園(のんほいパーク)の最寄駅で、自由通路のある近代的な橋上駅だが、駅自体は小さい。

なんのために二川まで来たかと言えば、もちろん「トワイライト」のチケットを取るためだ。

二川駅には、小さいながらもみどりの窓口がある。豊橋の旅行センターに頼んではあるが、それだけでは心もとない。自力で確保できれば、それにこしたことはない。

指定券は、大きな駅の方が取りやすいと思ったら大間違いだ。駅ごとの割当枚数などないし、要は朝10時の発売開始と同時に空席照会ができるかどうかにかかっている。

大きな駅のみどりの窓口では、客も多いから10時ちょうどに機械を操作してもらえる可能性は限りなく低い。

むしろ、小さい駅の方が窓口も空いているから、確率は高くなる。

さらに、小さな駅の窓口だと、朝10時以前に事前受付をやってくれる駅も多いが、大きな駅ではまずやってくれない。(続く)

「トワイライトエクスプレス」奔走記③

(続き)自分でまともに時刻表も読めないような輩が、よく旅に出ようなどと思うものだと感心する。

そんな人だから、旅行会社のツアーに申し込むのだろうが、他人の作った旅程どおりに旅をしておもしろいのだろうか。

それは人それぞれだからいいのだが、順番を待たされる方はたまったものではない。こっちはただ指定券を申し込むだけなのだ。

待つこと40分、ようやく順番がきてカウンターに座る。

係員のねーちゃんは、いちいち時刻表の目次を調べ、申込用紙にていねいに記入してゆく。

僕など、寝台特急はこのあたりとか、北陸本線はこのあたりとか、だいたい一発で時刻表のページを開けられる。

旅行会社の社員たるもの、そのくらいのワザは身につけたらどうだと思う。

6月25日の「トワイライト」の大阪→札幌、第一希望はA個室「ロイヤル」、第二希望はB個室「シングルツイン」というだけのことを、何度もバカていねいに確認し、人気列車ゆえ必ずチケットが取れるわけではないと、わかりきったことを何度も念を押され、あげく申込金5000円まで徴収された。

客はこっちなのに、お願いしますと頭を下げ、ウンザリしながら旅行センターをあとにした。(続く)