Little Friends -469ページ目

「北海道フリーパス」の旅~6日目Vol.29

(続き)ガラガラのまま室蘭を発車、家路を急ぐ高校生たちは東室蘭までに降りてしまい、僕の乗っている車両は数人しかいない。

東室蘭から特急に変身するが、そのまま続けて鷲別、幌別と停車。

同じ区間を走る「(スーパー)北斗」より停車駅も多く、所要時間もかかるせいか、乗り込んでくる人はほとんどいない。

もともと、札幌から苫小牧や室蘭には高速バスが頻発しているし、所要時間はたいして変わらず、運賃はバスの方が安い。僕も普段なら、旭川や室蘭ならバスを使う。

暮れなずむ室蘭本線を、「すずらん」はガラガラのまま快走してゆく。

旅の終わりは、いつも物憂いものだ。

この旅は明日も続くから、まだ終わりではないが、毎日札幌に帰らねばならないから、結果的に毎日旅の終わり特有のけだるい空虚感を味わうはめになっている。

外がだんだん暗くなってくるのもよくない。これでは、テンションも上がらない。

しかも、明日の最終日は、この旅で一番の長距離移動になる。移動時間が長くなるぶん、現地滞在時間が短くなるわけで、さらに憂鬱になる。

陽の落ちた外をぼんやり見ながら、明日のことを考えていた。

定刻20時58分、札幌に到着。(続く)

「北海道フリーパス」の旅~6日目Vol.28

(続き)乗る列車は、札幌行の「すずらん9号」。特急だが、途中の東室蘭までは普通列車として走るから、部活帰りの高校生も乗っているがガラガラ。

この車両は空港アクセス列車の「スーパーカムイ」にも使われ、「uシート」と呼ばれる1両だけの指定席は、パソコン用のコンセントも付いてグレードの高い車両。

コンセントだけではネット環境は万全とは言えないが、とりあえず電源の心配をしなくてすむのはありがたい。道内でも一部の列車にしかないから、もっと普及させてほしいものだ。(続く)

「北海道フリーパス」の旅~6日目Vol.27

(続き)やきとり1人前とビールだけで店を出た。

もっと食べようと思えば食べれたが、あまり時間もないし、何よりクーラーのない店で、やきとりを目の前でジュージュー焼かれるのは耐えられないあせるあせるあせる

それに、室蘭やきとりの店は札幌にもある。ウマいにはウマいが、このためにわざわざ室蘭には来ないと思う。

食べ物で町興しをする難しさはこの点にある。その土地でしか食べられない希少価値のあるものでなければ、わざわざ食べには来てくれない。

少し有名になれば、すぐ大都市でも食べられるようになるし、もちろん往々にして本場より味は落ちるのだが、それを食べた人はこんなものかと思うから、ブランドイメージにとってはマイナスに作用する。

かつて札幌にも、喜多方ラーメンや富山ブラックの店ができたが、あっという間に撤退してしまった。

この旅で見かけた富良野のオムカレー、美瑛のカレーうどん、そして室蘭やきとりにカレーラーメン。先行きに一抹の不安を覚えるのは僕だけだろうか?

室蘭駅へ向かう。

昨日までは、帰りの列車に乗る前には駅弁を買っていたが、室蘭には駅弁はない。

それどころか、駅員すらおらず無人駅になっていた。(続く)