Little Friends -460ページ目

「北海道フリーパス」の旅~最終日Vol.14

(続き)名寄を出てしばらくすると、左手から天塩川が寄り添ってきた。

天塩川の削り取ったわずかな平地に、宗谷本線と国道40号線が作られたと言った方が正確だろう。

北海道の川らしく、うねうねと蛇行を繰り返す天塩川に、「スーパー宗谷」は貼りつくよう身をくねらせて走る。本来なら、この区間を高速化すべきではあるが…。

名寄から20分ほどで、美深に到着。かつて、日本一の赤字線で知られた、美幸線が分岐していた駅だ。

頬づえをつき、窓の外の天塩川をぼんやり眺めながら、瞼がくっついたり離れたりする。

函館や釧路方面なら、変化に富んだ車窓風景で退屈しないが、宗谷本線の見所と言えば、この天塩川と稚内の手前で見える(こともある)洋上の利尻富士くらいだから、正直眠くなってくる。

名寄以北の走りっぷりは、昔の急行と変わらないからなおさらだ。(続く)

「北海道フリーパス」の旅~最終日Vol.13

(続き)名寄駅も駅弁で有名な駅で、「ニシンカズノコ弁当」のほか、「たこ寿し」や「きのこごはん」などの名物駅弁がある。

かつて名寄に泊った時に買った「きのこごはん」が食べたかったのだが、あいにく車内では「ニシンカズノコ弁当」しか買えない。

包みを開ける。現物の方が豪勢だ。

食べ始めると、大きな問題が発生!

僕はシソが大嫌い。味以前に匂いがダメ。ところが、付け合せにはしば漬け、さらにクキワカメもシソ風味。

結局、付け合せの下のご飯も食べられず…。
(続く)

「北海道フリーパス」の旅~最終日Vol.12

(続き)そのため、最小投資で最大効果を引き出すべく、比較的利用者の多い名寄以南までの高速化に限定したらしい。

だから、所要時間が1時間短縮されたと言っても、実はそのほとんどが、札幌―名寄間での時間短縮だそうだ。

名寄を出ると、客室乗務員の女性が僕の席にやって来た。お姉さんにお金を渡し、駅弁を受け取る。

「スーパー宗谷」は、「スーパー北斗」の長万部(「かにめし」)同様、車内で予約すると、名寄で積み込んだ駅弁を席まで届けてくれる。

名寄の名物駅弁「ニシンカズノコ弁当」(860円)。

ご飯の上に、鰊の甘露煮、数の子、タケノコがドーン!とのった北海親子弁当だ。

ちなみに、一般的な筍というのは孟宗竹のタケノコだが、北海道では函館近辺以外、孟宗竹は存在しないので、北海道で採れるタケノコと言えば、根曲がり竹(千島笹の竹の子)のことだ。(続く)