Little Friends -450ページ目

「北海道フリーパス」の旅~最終日Vol.43

(続き)夜行の「利尻」の廃止も痛い。昼間の特急でも5時間かかる距離なら、夜行で移動した方が効率的だが、JR北海道の説明では利用者の減少が止まらないので廃止したという。

でも、札幌から稚内や網走には夜行バスは走っているし、夜行ニーズがなくなったわけではない。どうも、JR側の合理化の色合いが強いように思う。

発足してから20年、JR各社とも、客のニーズや安全よりも、経営効率化最優先という方針があからさまになってきたのが気になる。

名寄を出ると、一気にスピードが上がった。昼間見過ごしてしまった塩狩峠、今度は真暗で見えない。

街の灯が徐々に増えてきて、旭川20時28分着。

結局ギブアップし、旭川で降りてしまった。早く帰りたいのだが、精神的肉体的に限界だ。

旭川でひと休みして、1時間後のエル特急「スーパーカムイ」で帰ることにする。

久しぶりに旭川ラーメンでも食べようかとも思ったが、夜9時近くだというのに、旭川の駅前はまだ暑い。

結局、買い物公園のマックでシェイクを買い、買い物公園のベンチで飲む。

人相の悪いオヂサンが、くわえタバコでマックシェイクを飲む姿は、我ながら美しくない。(続く)

「北海道フリーパス」の旅~最終日Vol.42

(続き)名寄19時35分着。稚内から2時間44分、さらに札幌まで2時間13分。

…………ウンザリ汗

腰やお尻だけでなく、体中が痛くなってきた。

今日ほど長くないにせよ、この1週間、毎日列車に揺られてきた。

もちろん、昔の4人がけ直角シートにくらべたら、今の列車のシートは快適だ。昔の列車にくらべて、はるかに列車のスピードが上がり、所要時間も短くなった。

だが、昔の列車は今より遅いぶん、道内特急には食堂車があったし、途中で駅弁を買う時間もあった。

確かに、札幌―稚内間が1時間短縮され、速くなったとは思うものの、札幌―函館間が30分短縮された時の方が、はるかに速くなったような気がした。

体重50㎏の人が40㎏になったらすごくやせたと思うが、120㎏の人が100㎏になっても、やっぱりデブなのと同じだ。

札幌―函館間を走る「スーパー北斗」と同じ平均速度で計算すると、札幌―稚内間は4時間で結ばれることになる。4時間なら我慢できるが、今の設備で5時間はキツい。

まして、「スーパー宗谷」化されずに残った特急「サロベツ」は、所要時間も「スーパー宗谷」より30分余計にかかり、車内販売すらない。(続く)

「北海道フリーパス」の旅~最終日Vol.41

(続き)稚内駅のこの駅弁、昔はおじさんが1人で作り、列車の時間に合わせて駅で立ち売りをしていたが、その人が亡くなった後、別の業者が引継いで作るようになり、今はキオスクで売っている。

「スーパー宗谷」の車内販売で売っている「かにめし」は、違う店のものなので、このワタリガニ容器の「さいほくかにめし」を食べたければ、稚内駅で買うしかない。

ちなみに、知名度では長万部のかにめしにはかなわないが、味わいは素朴ながら、稚内の方がレベルは上だと思う。

かにめしを食べ終わると、外も暗いし、もうやることがない。

…疲れた。

自分が好きで挑戦した、「水曜どうでしょう」みたいなバカな旅。

やはり「行きはよいよい、帰りはつらい」だった。

日帰りの悲しさ、行きたいところがあっても時間がなくて断念する毎日。

だが、これが「旅」なのだ。時間的制約の中で、全てを満足させることができないから、また旅に出たいと思う。

旅の間は、時間の制約がなければ…と恨めしく思うが、考えてみれば、時間的な制約がなければ、「旅」ではなく「放浪」になってしまう。

しばらくは、札幌の町を歩くつもりだが、いずれまた旅に出よう。(続く)