Little Friends -416ページ目

拝啓 小泉純一郎様~「戦場のなでしこ隊」を見ました③

(続き)僕の父はギリギリ戦前の教育を受け、東京大空襲の凄惨な光景の中を逃げまどった。それゆえ、悪いのはアメリカだと死ぬまで信じていた。

こうして考えると、教育の重要性を痛感する。日本がアメリカと戦争をしたことも知らない人間など、言語道断だ。

あの戦争の生き残りの人も、どんどん少なくなっている。誰が悪いとかではなく、戦争をしてはならない、特攻隊、なでしこ隊、原爆、南京大虐殺、731部隊の事実…日本人がこれらをきちんと学び、世界中に真剣に伝えなければ、特攻隊は本当にただの犬死になってしまう。

そして、湾岸戦争もベトナム戦争も、あの愚かしい自爆テロも回避できたかもしれない。

拝啓 小泉純一郎様。

僕はあなたの仕事を評価していないけれど、かつてあなたが、知覧の特攻平和記念会館を訪れた時に流した涙、これはあなたお得意のパフォーマンスではないと信じたいのです。

未来ある若者たちに、二度とあのような思いをさせてはならない。あなたもそう誓ったと信じたい。

それならば、呑気に小池百合子なんか応援している場合ではなく、先頭に立って世界に真の平和の意味を発信してほしいのです。

今のあなたなら、それができるはずです。

拝啓 小泉純一郎様~「戦場のなでしこ隊」を見ました②

(続き)でも、「知識」として知っていても、実際に体験された人たちの思いの前では、あまりにも薄っぺらなものでしかありません。

国家によって自殺を強要される特攻隊員、それを泣きながらただ見送ることしかできなかったなでしこ隊の無念さ。

今では想像がつかない、国家がこれほど個人に重くのしかかった時代。

特攻隊の若き隊員たちは、最後の時に「天皇陛下万歳!」などとは言わなかった。家族や恋人、愛する人たちの名を叫びながら散っていった。

「国を守る」ために死を強要されても、実際には「愛する人を守る」ために死んでいった。

でも、愛する人たちを守るということが、結果的に国を守ることだと、彼らは疑いなく信じていたはずだ。

歴史として振り返れば、戦勝国アメリカから見れば、特攻隊はただの「犬死」に等しい。

今、僕が国家からそのようなことを強要されたら、断固拒否する。なんでこんなバカな国のために、オレが死ななきゃなんねぇのよ。

でも、当時の彼らはそう思わなかった。そのように教育されていた。

死んだ僕の父は、大東亜戦争(決して太平洋戦争とは言わなかった)は間違っていない、日本は正しかったと公言して憚らなかった。(続く)

拝啓 小泉純一郎様~「戦場のなでしこ隊」を見ました①

僕はあなたの政治的功績を評価していません。

「構造改革」と言いながら、実はそれは、宿願だった郵政民営化のための「錦の御旗」にすぎず、官僚政治も温存、どころか、あなたの退任後はますますやりたい放題。さして緊急性のない郵政民営化が実現した以外は、国の借金と格差が増しただけ。

「自民党をぶっこわす」

まだこわれてませんよ。あなたがこわしたのは、自民党ではなくニッポンです(笑)。

今日、テレビで知覧特攻隊を描いた「なでしこ隊」を見ました。

歴史に詳しい僕としては、特攻隊の経過や結末が多少はわかっているので、素直にドキュメントとは受け入れられず、お涙ちょうだいドラマとして見ていました。

涙もろい僕のことだから、テレビ局側の意図がわかっているにも関わらず、涙どころか最初から号泣するという、予想どおりのブザマな有様。

独身でよかった。家族と一緒に見てこれほど号泣したら、男として、父親としての威厳も何もあったものじゃない(笑)。

でも、まだ存命中の当時の当事者の方々の言葉は、戦争を知らない僕の胸に途方もなく重く響きます。

僕の年代で、「知覧」の地名を知っている人間は多くないはずです。(続く)