Little Friends -406ページ目

消えゆく海峡の轍(わだち)

函館・室蘭と青森・大間を結ぶ東日本フェリーが、航路からの撤退を表明した。

函館―青森は道南自動車フェリーが引継ぐものの、函館―大間と室蘭―青森は、引継ぐ会社もなく完全撤退になる。

道外の人は興味ないかもしれないが、四国や九州のように車が走れるトンネルや連絡橋のない北海道は(青函トンネルは鉄道しか走れない)が、フェリーの果たす役割は大きい。

「え~?北海道なんか飛行機で行けばいいじゃん!」

と思うだろうが、僕が言っているのは物流の話。もちろん飛行機でも荷物は運搬しているが、料金は高い。トラックをフェリーで運ぶ、というのが対道外へのメインルートなのだ。

今回のフェリーの撤退は、利用客の減少より燃料高騰が経営を圧迫したからだ。

最近、多少は原油価格が下がり始めたが、自家用車は乗らなければすむが、商用車や公共交通機関は動かさないわけにはいかない。農業機具や漁船もしかりだ。

にもかかわらず、この国の政治はなんら手を打たず、あげく政権を放り出す始末。国民目線もクソもない。

輸送コストが上がれば、道内の物価は上がり、道産品の道外での競争力は低下する。

北海道や沖縄は、本当に孤島になってしまう…?

五香飯店の餃子

(続き)札幌の自宅に戻り、夕食はもちろん小樽で買ってきた餃子。ラーメンを2杯食べたし、イカまで食べたからさして空腹ではないが、傷むし楽しみだったから早く食べたい。

あまりウマそうに撮れなかったが、隣のタバコの箱とくらべてほしい。

デカいだけじゃなく、肉たっぷりの餡もウマいし、何より冷凍ではない手作りの皮のモチモチとした食感がたまらない。

この餃子、注文が入ってから1枚づつ皮をのばし、餡を包むというラーメン屋じゃ絶対マネできない代物。

…お腹いっぱい、どころかはちきれそう。ごちそうさま!

というワケで、ワケのわからない小樽日帰り旅、僕としては初めての天狗山と観光船はいい思い出になった。

イヤな思い出の多い小樽だが、小樽の新しい面を見つければ少しはイヤな思い出も薄れるかもしれない。

いつかまた、小樽に行ってみようと思う。(完)

高速おたる号(JRバス)②

(続き)「マイカル小樽」として鳴り物入りでオープンしたのは何年前だろう。

最初こそにぎわったものの、札幌からのアクセスは不便だし、レトロな小樽をめざす観光客は集まらず、マイカル本体が瓦解したあとは、人口15万の小樽では荷が重すぎた。

結局、小樽中心部の空洞化を加速させただけで、観光地としての華やかな小樽の実情は、札幌都市圏で唯一人口が減り続けている町なのだ。町を歩いていても、とにかく年寄りが目立つ。

夕暮れの石狩湾を見ながら、バスは高速を駆けてゆく。

(続く)