消えゆく海峡の轍(わだち) | Little Friends

消えゆく海峡の轍(わだち)

函館・室蘭と青森・大間を結ぶ東日本フェリーが、航路からの撤退を表明した。

函館―青森は道南自動車フェリーが引継ぐものの、函館―大間と室蘭―青森は、引継ぐ会社もなく完全撤退になる。

道外の人は興味ないかもしれないが、四国や九州のように車が走れるトンネルや連絡橋のない北海道は(青函トンネルは鉄道しか走れない)が、フェリーの果たす役割は大きい。

「え~?北海道なんか飛行機で行けばいいじゃん!」

と思うだろうが、僕が言っているのは物流の話。もちろん飛行機でも荷物は運搬しているが、料金は高い。トラックをフェリーで運ぶ、というのが対道外へのメインルートなのだ。

今回のフェリーの撤退は、利用客の減少より燃料高騰が経営を圧迫したからだ。

最近、多少は原油価格が下がり始めたが、自家用車は乗らなければすむが、商用車や公共交通機関は動かさないわけにはいかない。農業機具や漁船もしかりだ。

にもかかわらず、この国の政治はなんら手を打たず、あげく政権を放り出す始末。国民目線もクソもない。

輸送コストが上がれば、道内の物価は上がり、道産品の道外での競争力は低下する。

北海道や沖縄は、本当に孤島になってしまう…?