背中越しの愛 ②⑤
アタシは、昨日の海に寄ってから八百屋に行く事にした。
…いや、
気付いた時には海へ来ていた。
太陽の光を反射して、一面がダイヤのように輝いている。
アタシは砂浜に座って…しばらく海を見ていた。
――――
――…
「亜希」
「なあに?……ちゃん。」
「俺さ?
亜希にずっと言おうと思ってた事があんだよね」
「なに?」
「…俺―――」
――――ズキッ。
視界が急にボヤけて、アタシと…誰かがこの海を歩いてるのが思い出された。
でも…誰か解らない。名前も、
顔も…見えなかった。
激しい頭痛が襲って、アタシは頭を抱えた。
…きっと…雄輔さんなんだね。
雄輔さんはアタシに何を言おうとしてたの?
思い出したい。
忘れてしまった自分が恨めしい。
だけど、思い出そうとするたび…頭が割れるように痛くなって。
世界が歪んでくる。
意識が飛んでしまいそうになった――その時。
「おい、大丈夫か?!」
…いや、
気付いた時には海へ来ていた。
太陽の光を反射して、一面がダイヤのように輝いている。
アタシは砂浜に座って…しばらく海を見ていた。
――――
――…
「亜希」
「なあに?……ちゃん。」
「俺さ?
亜希にずっと言おうと思ってた事があんだよね」
「なに?」
「…俺―――」
――――ズキッ。
視界が急にボヤけて、アタシと…誰かがこの海を歩いてるのが思い出された。
でも…誰か解らない。名前も、
顔も…見えなかった。
激しい頭痛が襲って、アタシは頭を抱えた。
…きっと…雄輔さんなんだね。
雄輔さんはアタシに何を言おうとしてたの?
思い出したい。
忘れてしまった自分が恨めしい。
だけど、思い出そうとするたび…頭が割れるように痛くなって。
世界が歪んでくる。
意識が飛んでしまいそうになった――その時。
「おい、大丈夫か?!」
背中越しの愛 ②④
――――――――
――――…
「…きっ!亜希!
もう10時よ、起きなさい」
「ん…」
窓から暖かい日差しがさし込んでいる。
アタシはしばらくの間仕事休暇をもらってるから、その間仕事に行く必要は無い。
…にしても、お母さんが元気そうで良かった。
アタシは自然と笑顔になる。
「…何よ気持ち悪い。天気も良いからちょっと散歩してきなさい。後八百屋さんできゅうりとトマトと―」
「あーはいはい、解ってるってば!
行ってきます」
仕事の無い日に毎回毎回聞いてたセリフ。
アタシはさっさと化粧をし、着替えて家を出た。
「…ったく、なんでくだらない事覚えてるクセに
雄輔君の事忘れちゃったのかしらね…」
家を振り返ると、お母さんが見送ってくれてた。
――――…
「…きっ!亜希!
もう10時よ、起きなさい」
「ん…」
窓から暖かい日差しがさし込んでいる。
アタシはしばらくの間仕事休暇をもらってるから、その間仕事に行く必要は無い。
…にしても、お母さんが元気そうで良かった。
アタシは自然と笑顔になる。
「…何よ気持ち悪い。天気も良いからちょっと散歩してきなさい。後八百屋さんできゅうりとトマトと―」
「あーはいはい、解ってるってば!
行ってきます」
仕事の無い日に毎回毎回聞いてたセリフ。
アタシはさっさと化粧をし、着替えて家を出た。
「…ったく、なんでくだらない事覚えてるクセに
雄輔君の事忘れちゃったのかしらね…」
家を振り返ると、お母さんが見送ってくれてた。