☆心中常感謝無忘☆
いつも黄色い愛の形 雄ちゃんとの向日葵☆
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うお

ひつぜんですケド。

ぐうぜんですケド。




当たっちまったぜ!←




結構な確率で当たるんかなぁ?

大阪城と神戸の19日の方です(キリッ


場所は…大阪城が9列目20番、

ホールが22列目40番です。



近い人いるかなっ?(´ω`)





ぁ、後

皆様あけましておめでとうございます^^*


今年もよろしくお願いします(キラッ☆

サンタになれたら。3

扉についていたらしい鈴が、小さな音をたてた。


「…ぅわぁ…」

店内には置物家具らしきプレゼント箱が、
大きな物から小さな物までたくさん積み上げてあり

ロウからガラスまでのサンタクロースの人形や置物がたくさんあった。

中央には、店の見かけによらず高い天井に
届いてしまうんじゃないかと言う位大きなツリーがあった。


まるでここは…

おとぎの国…?



あるもの全てに目を奪われている俺に、何かが声をかけた。


『君はサンタになりたいのかい?』


――さっきの声の主だ。



「はい」

何処に居るか解らない人に、返事をする。

声は店中に響いている、そんな感じだ。



『君は、世界の子供達を喜ばせれる自信があるのかね?』


「はい」


その声は、いくつもの質問を俺に投げ掛けてくる。


『君は、何故サンタになりたいのだね?』


「―――僕は」



昔から

ずっと


ずっと夢見ていた事があった



「少しでもたくさんの人を、笑顔にしたいんです。
俺は、笑顔にしてもらった立場だから」



昔からずっと願って来た


ただサンタさんに会いたいと

ただ会って話しがしたいと



だけどそれは叶わなかったから

叶わなかったから

サンタになれたら。2

ふと、小さな頃の記憶が頭をよぎる。



『ねぇ、僕サンタさんに会ってみたい』


プレゼントなんて要らないから、と母に頼んだ日。



『僕、サンタさんになりたい』


そしてたくさんの人にプレゼントを配るんだ、と目を輝かせていた日。



そう
それは、

決して"昔"の想いではない。



「サンタになれたら――――…」


少しでも、
たくさんの人の笑顔を見る為に。


「サンタ」になる事で、
幸せになれる人が増えるように。



こんな小さな小さな世界のチリみたいな俺でも


誰かを幸せに出来るような



サンタさんみたいな

そんな人になりたいって、
そう――…。




―…澄んだ空に、月が輝いている。

小さなアンティーク屋さんのショーウィンドウに、サンタの置物がたくさん飾ってあった。

そんなサンタを見て、マフラー越しに


「俺も…
あなたみたいな人になりたいよ」



そう呟いた時だった。





『お入り』



どこか懐かしいような、暖かい声がして。

その途端、勝手に開いた扉を
俺は不思議だとも思わず、引き付けられるようにその店に足を踏み入れた。
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