皆様、こんにちは。
休み四日目ですが本日の昼に秋田に戻りました。盛岡に帰省して昨日は遠野に向かい重要文化財の南部曲り家でも久方振りに見物しようと行ってみたものの大規模改修中で断念せざるを得なくなり、一昨日は雨樋修理に網戸と硝子の水洗い、押入整理等々雑用のみで終わってしまいましたが…その押入から小学校5年生の正月に購入したこんなゲームが出て来ました、懐かしい!
そして秋田に戻る前に、盛岡が誇る大女優・三原葉子の菩提寺である(ウィキペディア「三原葉子」を読み知りました)東顕寺へ!中に入って探そうかとも思いましたが、盛岡市内の禅宗寺院では檀家数が相当に多い上に住職等々に聞くのもどうもなぁと思って門のみを撮影し去りました。因みにこの周辺は盛岡市内にある二つの寺町のうちの一つで、別な寺院ですが俺の実家の菩提寺もこの近くにあり、其方には広島で被爆後に神戸に逃げてそこで亡くなった園井恵子(阪東妻三郎版「無法松の一生」で吉岡夫人を演じた女優・現在の八幡平市生まれ)の墓があります。
さて本日は此方の作品を…DVD化作品でAmazonプライムビデオ(Amazonプライム会員特典対象作品)/U-NEXT(見放題対象作品)/ビデオマーケット内に於いて有料動画配信が行われています。
「女子学園・悪い遊び」昭和45年11月12日公開・山崎巌脚本・江崎実生監督・日活制作・ダイニチ映配配給。併映は関根恵子(現・高橋恵子)主演・大映東京制作「おさな妻」。
後藤ルミが率いるグループが学園祭の費用を様々な手段で集めたにもかかわらず、教員が持ち逃げしてしまった事実を隠蔽しようとした小松方正が校長を務める川崎の私立女子学園の中等部に夏純子が転校生として入り、その隠蔽の事実をルミさんに告げます。しかしそれを面白くないと感じたルミさんはその後何かに付けて純子さんを敵視し、それを止めようとする教師の江守徹・松原智恵子や宥めて穏便に済ませようとする男子不良グループの兄貴分であるチンピラの岡崎二朗を巻き込む騒動へ…そして学園祭は何とか乗り切ったものの一難去ってまた一難で、今度はある女学生が夏期講習期間中に江守さんと交尾をして妊娠四ヶ月と訴え出てしまった為に反目から団結に至った純子さん・ルミさんが中心となり責任追及と掻き出し費用の工面に奔走する日々となるのですが…
学生運動が真っ盛りの時期にその様相を女子中学生の世界に盛り込もうとした発想や、丁半博奕を「何が何だか解らない…」と言う為に岡崎さんがその場限りで「ピンゾロの偶数!(=半・従って丁=偶数)」と言い換えてしまう臨機応変さと面白さ等々、細かく観て行くといい点もそれなりに有りますし体育館に立て籠もり小松さん扮する校長に要求を突き付け、それに岡崎さんが加勢する迄は良かったのですが、女生徒が蝋燭を手にして「♪この広い野原一杯…」と合掌を始め、純子さんと江守さんの愛の告白となった様な展開がなぁ…まぁ俺は純子さんが大好きですから、色気満点の中学生に扮した純子さんが見られただけで大満足しましたし許しますが。義務教育課程が舞台である為に躊躇したのか?配給提携先の大映への気遣いや遠慮があったのか?その辺りは解りませんがそのままアウトローで引っ張って欲しかった!そんな消化不良気味の内容を関係者も感じていたのでしょうか、棚田吾郎に脚本が・澤田幸弘に監督が代わったシリーズ第二弾「女子学園・ヤバイ卒業」は当作の反省点を生かした様な快作と感じました。