手にした人形からは犯罪の薫りが…日活ロマンポルノ「モア・セクシー 獣のようにもう一度」畑中葉子 | 東映バカの部屋

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東映制作作品を主体として書いていますが、たまに他の話題も…一人でも多くの東映ファンが生まれる事を望みます!

皆様、こんばんは。
 
 
休み初日の夜中です。今日は昼に郷里に到着する様に出発しますが寝るのはまだ早い…と云うのも毎度土産物を買う店を決めており(秋田市内から約一時間の距離で盛岡との中間に当たります)そこの開店が10時である為、とすれば8時半に起床すればいいですから。そして本日は憲法記念日でもありますが、色々と思う事はあるでしょうが他の論議は先ず脇に寄せて一刻も早く「国民を守る事も不可能ならば国際情勢を知らぬ存ぜぬと無視も可能な汚らわしい9条の削除」を含めた憲法改正を進めなければなりません!成立後約80年を迎えながらも一度も改正が行われてもいなければ本格的な論議もされていないのは異常、そして論議を回避して固持する姿勢を美徳とするかの様な改正反対派の言動・行動は様々な自由が認められている名目上は民主主義の我国に於いては当然の光景ではあるものの、正々堂々と改正推進派との論戦を交して欲しいものです、まあ彼方に言わせれば「改正推進派が悪い、話し合いに応じない」と主張するのは目に見えてはいますが…「全世界に同情されて滅亡するよりも、全世界を敵に回してでも生き残る」を国是とするイスラエルの爪の垢を(全世界を敵に回す訳には行きませんから「生き残る」だけでもいい)全ての日本人は少しでも飲むべきです。そして、自衛隊を日本軍と名称を変更し、人間教育の一環としての1.2年程度の徴兵制を法制化すれば必ずや我国は良くなる!そして本日は此方の作品を…DVD化作品でFODプレミアムに於いて有料動画配信が行われています。
 
 
「モア・セクシー 獣のようにもう一度」昭和56年8月7日公開・中野顕彰脚本・加藤彰監督・日活制作。尚、鑑賞からかなり時間が経っている為記憶が曖昧となっている点がありますが何卒ご容赦下さい。
 
 

 

 

定職にも就かず可西健司と組んで横須賀周辺で美人局に勤しむ畑中葉子は或る日盗んだ車でドライブ中に事故を起こした際、社内に有った人形を持ち出したのですが、以降ヤクザ組織に負われる身となった上に得体の知れぬ男・片桐竜次が畑中さんと昵懇の不良グループに加入します。何故ならその車はヤクザと関係を持つ市会議員の自家用車であった為、そして片桐さんは扇ひろ子を上司に持つ潜入麻薬取締官であったのです。相棒の死や麻薬取引の確約等々を経て、果たしてどんな結果を迎えるのか?

 

 

「モア・セクシー…」は、初めて女性及び文芸思考の方々の足を運ばせたロマンポルノ作品として名を馳せた、評論家・識者評価も高い高橋恵子主演「ラブレター」の併映作品(江森陽弘原作・田中陽造脚本・東陽一監督・共演は加賀まりこ・仲谷昇・中村嘉葎雄等々。DVD化作品でU-NEXT(見放題対象作品)/Amazonプライムビデオ等々で有料動画配信が行われています)。高橋恵子は綺麗ですし踊る姿喪服姿の美しさも見所ですが、娯楽性は今一つ(余談ですが、生前川島なお美はこの「ラブレター」を評価する一方で「モア・セクシー…」は途中で館を出たとか。ウィキペディア「ラブレター」より)。

 

 

 

 

 

寧ろ「楽しさや手に汗を握らせる娯楽性」は「モア・セクシー…」の方が上ですし、識者評論や映画専門誌等々を殆ど目にする事は無いであろうポルノ及びピンク映画好き、任侠及びヤクザ映画、アクション映画、大馬鹿映画好き等々は「ラブレター」より此方を評価する可能性が高いかと思います、因みに俺も此方の方が遙かに好きですしお薦めです。人生の転機を見付けたと言わんばかりに命知らずの勝負に出たものの結果としては弔い合戦となる「度胸と浅はかさが紙一重」の溝鼠の生態…しかしタダではめげない力強さと仲間思いの人間味が加味され愛すべき馬鹿者達として記憶に残りますし、一般映画時代に日活の女侠路線を支えた一人である扇さんと東映ピラニア軍団の片桐さんが物語をしっかりと支えているのがいい!畑中さんが過去の全てを振り切ったかの様な最後も中々でした。