東映バカの部屋

東映バカの部屋

東映制作作品を主体として書いていますが、たまに他の話題も…一人でも多くの東映ファンが生まれる事を望みます!

皆様、こんにちは。
 
 
休み二日目です。勤務体系の関係で今の俺は夜が昼間…ですから夜明けと共に昨日は降雨の為出来なかった洗車を行い、飯を食いながらYouTube内「新東宝公式チャンネル」で8/14(金)23:59迄無料動画配信されている此方のDVD化作品を鑑賞しました。
 
 
「怒号する巨弾」昭和35年11月12日公開・石川義寬/藤島二郎の共同脚本・石川義寬監督・新東宝制作。
 
 

 

 

 

与党幹事長と重工業社長が大金と共に失踪した上に後に警視総監の自宅前に遺体が放置される事件が発生…捜査主任・宇津井健がこの事件を担当する事となるのですが、次に狙われると目された者が殺害された時、自身の部下と行き付けの射撃場で顔見知りとなっていた若手経営者・天知茂に疑惑の目を向けるのです。しかも天知さんは総監の愛娘・三ツ矢歌子の交際相手でもあり…と云う内容。或る書籍にも書かれているのですが「大東亜戦争が生んだ悲劇を描きたかった」との意志が見え隠れしています、但しどう感じるかは戦時体験の有無・各々の嗜好等々で大きく違う事となるでしょうが…しかし「序盤で主犯やその意図が判明してしまうものの、主犯を追い詰める過程や体制側・主犯側の板挟みに遭う者達の心理描写等々が小気味良く・深く描かれている」為、一級のサスペンス作品として成立しています。最近では「主犯が誰で何がそうさせたのか?」等々が最後の最後迄解らぬ(又は予測不可能な)作品が横行かつ好まれる傾向が非常に強いですが「幕開け(又は序盤)で主犯が判明しても、筋書や演出次第で観る側を釘付けにする作品の良さ」も是非多くの方々に知って貰いたい…それを感じて貰い易いお薦めの一作です。

皆様、こんばんは。
 
 
今朝6時に勤務を終え、月曜日17時の始業時迄の休みです。猛暑の前の静けさと言える、雨模様ながらも過し易い秋田市内の夜です。携帯電話の調子が悪くなり仮眠後に機種変更をしたのですが、つい数年前迄苦労していたデータ移行がこんなに簡単になっていた事に驚きました、あっという間に終わってしまったのですから…さて本日は此方の作品を…DVD化作品でAmazonプライムビデオ(KADOKAWAチャンネル対象作品)内に於いて有料動画配信が行われていますし、数年前には衛星劇場で放映が行われました。
 
 
「黒の死球」(「黒シリーズ」第4弾)昭和38年6月4日公開・高原弘吉原作・田口耕三脚色・瑞穂春海監督(監督引退後、生家の寺院の住職に転じられた方)・大映東京制作。
 
 

 

 

野球界の先輩・後輩の関係かつ現在では名スカウトとして反目する事も多々だった宇津井健・河野秋武でしたが、倉石功の獲得を争っていた最中に河野さんは不慮の死を遂げます。警察を含め大方は自殺と見ていましたが、宇津井さんはその状況に疑問を持ち単身調べ始めると…と云う内容。題目から想像していたのは「選手生命を奪った死球は過失か?故意か?を突き詰める流れ」かと思っていましたが「札束が飛び交う高校球児のスカウトの現状の蔭で、新機軸を機能させる為に孤軍奮闘した一人の男の姿とその意志を汲んだ男がそれを結実させる。しかも事件は争奪戦とは無関係の事案が絡んでいる可能性が高くなり…」と、二つの軸を同時並行で描きながらプロ入り濃厚の高校球児争奪戦の蔭で金と色に溺れた男達の哀れな末路を見事に描き出している点が興味深い!このシリーズは企業間競争や国土改造に於ける利権争い等々を深掘りして描く印象が強い中で、当作品は食い物にされる側・する側の心情や現実を抉り出した点で異色と言えるかと思います。

 

 

最後に、YouTube内「日活フィルム・アーカイブ」では8/16(日)21:00迄、まだデビューから日が浅かった松田優作も出演している日活児童映画の屈指の傑作・澤田幸弘監督「ともだち」が無料動画配信されています(Amazonプライムビデオでもプライム会員特典として鑑賞可能)。

 

 

 

 

 

皆様、こんばんは。
 
 
昨日5時に業務を終え、月曜日17時の始業時迄の休みです。雨模様の秋田市内は数日前迄の暑さが和らいではいるものの、湿度が高く不快指数が上がるばかり…従って冷房も湿度対策に使用している様なモノです。しかも天気予報を見ると次に晴れマークが付いているのは8/1(土)ですから、数年前の様に「北東北では梅雨明け宣言を出せず」となるのか?さて本日は此方の作品を…DVD/Blu-ray化作品でAmazonプライムビデオ(東映オンデマンド対象作品)内に於いて有料動画配信が行われていますし(YouTube内「東映シアターオンライン」では第1話・第2話が常時無料配信)つい数日前迄東映chで10数年振りに再放映されていました(今後も2.3度は再放映が行われるものと思います。尚、過去には東映ch以外での有料波や無料BS波のBS11で放映された事があります)。録画保存をしていても東映オンデマンドで何時でも観られる状態にあっても、放映されていれば観てしまう好きなドラマです。
 
 
「探偵物語」(テレビドラマ版)昭和54年9月18日放映開始・全27話。小鷹信光原案・桂千穂/丸山昇一等々脚本・村川透/長谷部安春等々監督・松田優作主演・東映芸能ビデオ(現・セントラルアーツ)制作・NNN系列放映。尚、後に優作さんは根岸吉太郎監督(日活ロマンポルノの中でも傑作に入ると思っている竹井みどり主演「キャバレー日記」を手掛けられた方)・薬師丸ひろ子主演「探偵物語」劇場公開版にも出演していますが、此方は赤川次郎原作かつ内容も全くの別物です(確か林家木久扇=先代・林家木久蔵が警官役で出演していた記憶が)。
 
 

 
 
ハードかつ真摯に制作された回もあるものの「信頼していた上に現場が楽しかったと周囲に言わせた優作さんのアドリブ全開の芝居と、それに対して絶妙な対応が可能な面々を選び出したのではないかと思う程のレギュラー陣及びゲスト陣が織り成す楽しさと面白可笑しさ」は今後も新たなファンを増やしていくのではないかと思いますし、優作さんの入門篇としては「太陽にほえろ!」「大都会PARTⅡ」等々と共にお薦めし易い作品でもあります。しかもこの面白可笑しさは「オープニングから中盤以降は真面なストーリー展開紹介ではなく近況報告や共演者への苦情等々となっていった次回予告篇迄鏤められていたのは我国のテレビドラマ史上唯一無二」かと…特に「この男は酒飲んで現場に来る・台詞の覚えは悪い…他の番組の方、石橋蓮司は使わない様に!」と優作さんが放った時には飲んでいるモノを吹き出してしまった程!しかも本篇を観れば「本当に酒臭かったんだなぁ…」と、優作さんの芝居からひしひしと伝わって来るのですから。そう云えば放送回数が僅かとなった頃には「あと何回かと思うと気が抜ける!」中盤の回では確か「日本テレビに苦情が…」等々の台詞が本篇で放たれていたと記憶をしています。又、共演者に目を向けても東映実録やくざ映画群で見せた冷酷非情な凄味を自ら木っ端微塵にし見事な飛び道具となった成田三樹夫とその相棒の山西道広・容姿端麗の敏腕弁護士ながら愛嬌も過積載の倍賞美津子・ゲストとして出演した際に満面の笑みで「俺、インポ!」と放った今井健二・キザな二枚目かと思っていたら…の岸田森等々「この方がこんな一面を!」と新たな魅力を発見出来たりもするのですから…
 
 

 
 
そして現代では希薄…と云うより過去の産物として捨ててしまった方々も相当居られるであろう「向こう三軒両隣や地域社会の長所や利点が伝わって来る」のも美点!俺の様に「便所・風呂共用の安アパート」で生活をしているとコレを欠かす事が出来ぬ為心底感じます。但しこれが結果として最終回での悲劇的な展開となった上にそれ迄の回では想像も出来なかった優作さんの辛い過去を知る事となるのですが…「余りに行き過ぎてしまった個人主義等々を見直させる効果」を或る程度持っているとも思います。