「怪談・牡丹燈籠」が元・新東宝映画「熟女・娘・骨まで愛して」岡田智宏/藍山みなみ・深町彰監督 | 東映バカの部屋

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皆様、こんにちは。
 
 
今朝の5時に勤務を終え、月曜日20時迄の休みに入りましたが…昨晩より天気や街の様相が真冬に逆戻りしました、しかも今後一週間程度は寒さも厳しいとか。まぁ冬将軍も暴れ足りないだろうとは思っていましたし春になる直前の土壇場でこうなるのは珍しくはありませんしね。そして今月の業務見通しですが、全般的に見れば先月と同程度ながら他部署で業務過多となるそうで其方の応援に回る日が出て来そうです。この記事を簡単に纏めた後は飲酒をしながら映画を一本鑑賞して夕方迄就寝します。本日は此方の作品を…
 
 
「熟女・娘・骨まで愛して」(劇場公開作品「熟女・娘・乱交」のR15+版)平成18年制作・三遊亭圓朝の「怪談・牡丹燈籠」が元・河本晃脚本・深町章監督・新東宝映画制作。DVD化作品でAmazonプライムビデオ内(日本映画NET対象作品)に於いて有料動画配信が行われています。尚、当作品は日本映画専門ch内に於いて本日以降、3/2(土)27:20・3/18(月)23:15・4/18(木)24:00の三回放映されます(字幕付きHD放映)。
 
 

 

 

会社社長の岡田智宏とその友人で社員でもある川瀬陽太が釣りを楽しんでいると、母親のしのざきさとみと池を眺めていた娘の藍山みなみが突然倒れた為岡田さんは自宅に連れて行き休ませ事無きを得ます。そして数日後、しのざきさんは岡田さんの自宅を再訪問し「藍山さんの命はあと三年との余命宣告…異性を知らぬまま死なせたくはない!」と懇願され毎日の様に情交に至ったのですが、徐々に顔面蒼白となり痩せて行く岡田さんを心配した川瀬さんが見たモノは…

 

 

大体物語の流れと結末は想像が付きますしその通りとなります。それでも面白いモノは面白いですし、これは一般作品・ピンク共に同じですが「元となった噺を全く知らなくても楽しめる・元となった噺を聞いてみたくなる=我国の伝統娯楽である落語への興味を持たせるいい副作用」をも持っている…落語家に限らず大衆向けの作品を得意とする作家の作品を読んでも感じますが、面白楽しいだけではなく深層心理にも迫っているモノが多い上に時代設定を現代に置き換えてもきちんと通用するのですから、偉大な遺産とも言えます。そして「欲と守りを優先したが為に当初の約束を反故にする=事の大小不問で自分善がりの裏切りは大きな代償を負う現実」をも単純明快に教えてくれます。