八代亜紀歌唱の作品を映像化!日活ロマンポルノ「ブルーレイン大阪」志水季里子/久我冴子・小沼勝監督 | 東映バカの部屋

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東映制作作品を主体として書いていますが、たまに他の話題も…一人でも多くの東映ファンが生まれる事を望みます!

皆様、こんにちは。

 

 

今朝の5時に勤務を終え、月曜日8時の始業時迄の休みに入りましたが、本日は一時帰休日です。来月も一時帰休日を設けるとの話が聞こえて来ている上に残業・休日出勤も期待出来そうに無く、現在の貯金と秋田市では5/28以降に申請書類が発送される給付金を目減りさせず、数千円でも貯金が可能な様に生活するしかありません。しかし譲れぬのはスカパー!とAmazonビデオ内のJUNKFILM by TOEI…これは維持したいですが、様子次第では7月以降はスカパー!を基本プラン契約のみとし、オプション契約chの衛星劇場を7月一時的に解約しようかとも考えています。

 

 

 

さて本日は、GYAO!内の無料動画配信作品からですが、八代亜紀歌唱の同名作品の映像化です。

 

 

 

「ブルーレイン大阪」昭和58年7月8日公開・高田純脚本・小沼勝監督・日活制作(日活ロマンポルノ)。

 

 

DVD化作品で、TSUTAYA TV/Amazonビデオ内に於いて有料動画配信が行われています。

 

 

尚、GYAO!内に於いて5/24(日)23:59迄無料動画配信が行われています。

 

 

 

 

 

 

※KINENOTEの作品案内は此方から

 

 

 

病により子宮を摘出し(主治医が汐路章!)体調不良気味であるばかりか女性ホルモンの均衡が崩れてしまっていた実姉・絵沢萠子の代理としてキャバレーのママを代行していた志水季里子は愛妻と死別した花上晃から求婚されていました。しかし、何かを切っ掛けに水商売から足を洗いたいと思っていても踏み切れず、若い燕であるバーテンの江上修とは肉体関係を断ち切る事が出来ず…そんな或る日、過去に交際していたカメラマンの広瀬昌助と、広瀬さんの現在の交際相手でサーカス団員の久我冴子と出逢います。志水さんと広瀬さんの関係は「捨てた・捨てられた」だけに留まらぬ深い心の傷跡が残されていた上に、それを嘲笑うかの様に久我さんは江上さんを挑発する行為に及び…

 

 

 

 

 

 

志水さん・久我さんお二方のデビュー作品!しかも志水さん・広瀬さんは当作品での共演が切欠で結婚されたと云うのですから、私感かつ憶測ではありますが作品を超えた本物の愛を映像に焼き付けたのかと思ってしまいます(しかし残念ながら広瀬さんは平成11年に53歳でご逝去されました。合掌)。実際鑑賞していて「志水さん・広瀬さんの遣り取りと情交場面」には「自然かつ本心を吐き出しているかの様な雰囲気」を、そして終盤の「志水さん・久我さんの格闘場面」には「広瀬さんへの愛情を奪われてなるものかと云う志水さんの確固たる意志」が伝わって来る迫力(と書いてしまいましたが、一度目の鑑賞後にウィキペディアでこの事実を知り、再鑑賞して改めて感じたものです)。

 

 

その「志水さんの愛情」を嘲笑いおちょくったり挑発する久我さんの芝居も素晴らしい!新人と思えぬ芝居…と言うよりも「俺を含めた誰もが経験している冷かしの感覚を童心たっぷりに見せる事で、大人の愛を見せる志水さんを本当に挑発したのではないか?そして真の怒りを引き出したのではないか?」と感じさせる快演!

 

 

物語自体の雰囲気も昭和40年代に東映東京が制作した「夜の青春シリーズ」「夜の歌謡シリーズ」から「梅宮辰夫が見せた笑いや腹黒さ」を抜いたものであり、劇場公開作品群全盛期が好きな方々には受け入れて貰い易く、観易く、比較的多くの方々に満足して貰える内容と思います。

 

 

 

最後に…本日時点でGYAO!では蜷川有紀主演・日活ロマンポルノ「狂った果実」が6/2(火)23:59迄無料配信中!

 

 

 

 

 

 

更に安田道代(現・大楠道代)主演の大映東京「痴人の愛」が