初代・引田天功がテレビドラマに…東映/フジテレビジョン「フラワーアクション009ノ1」 | 東映バカの部屋

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東映制作作品を主体として書いていますが、たまに他の話題も…一人でも多くの東映ファンが生まれる事を望みます!

皆様、こんにちは。本日はもう一本更新します。

 

 

7時頃から昼迄就寝しましたが、朝の雨混りの天気は回復傾向で、曇り空ながらも日が差す迄となっています。そして先週、隣地に居住する大家から話はされていましたが、本日より当アパートは西側の外壁改修工事に入っており、西側の部屋に住む俺はぐっすり寝たくても寝られないんですよねぇ…仕方がありませんが。

 

 

さて先週「Amazonプライムに加入し、同時にAmazonプライムビデオ内「JUNKFILM by TOEI」にも加入」と書きましたが、此処では鑑賞が困難な劇場公開作品に留まらず「大激闘マッドポリス80」「特命刑事」「五番目の刑事」「大非常線」「大奥(昭和43年制作版・昭和58年制作版)」「スケバン刑事(斉藤由貴主演の第一弾)」等々のテレビドラマ作品も観放題なのですが…その中に在った未見作品を観てみたら、初代・引田天功が出演していたとは全く知らなかった…

 

 

因みに数年前、或るウェブサイトに掲載されていた二代目・引田天功の話によれば師匠と「トラック野郎」を観に行ったら泣いていた」そして数年前に有料波のファミリー劇場で「引田天功の大脱出」の一部が放映されたのですが、最後に流れていた歌は高倉健「俺の選んだ道」天知茂「昭和ブルース」と東映作品の主題歌!勝手な憶測ではありますが「初代天功さんは東映ファンだったのか?」と…

 

 

 

「フラワーアクション009ノ1」昭和44年制作・石森章太郎(後の石ノ森章太郎)原作・東映東京制作所/フジテレビジョン制作・FNN系列放映・全13話(最終回は「最後を想定していない終わり方」にしか見えず、何らかの事情で打ち切られたのではないかと推測をします)。

 

 

DVD化作品で、先述の通りAmazonビデオ(JUNKFILM by TOEI対象作品)で有料動画配信が行われています。

 

 

 

 

 

 

右から「西野バレエ団の五人娘=レ・ガールズ」の金井克子・由美かおる・江美早苗(後の作詞家・中里綴/神田エミ。昭和63年に一人の身勝手な輩により惨殺されてしまった事が残念無念です。合掌)・奈美悦子・原田糸子(現在陶芸家)。全員美人ですが、昭和44年時点では奈美さんの美貌ぶりが数歩抜きん出ている様に感じました(個人的には奈美さん・江美さん・由美さんの順番)。

 

 

 

悪の組織「ダーク・シンジケート」に、初代天功さんが率いる「トランプ組織日本支部」の五人娘が戦いを挑む話ですが…原作とは似ても似つかぬ内容に「大激闘マッドポリス80」の「ジャパンマフィアVSマッドポリス」に匹敵する「三歳児以上なら誰でも解る親切で爆笑ものの名称」を絡め、五人娘のプロモーションが当作品の最大の目的であった為なのか「物語の整合性よりもケツから解り易く話を作って行き、遣らせたい事・視聴者が望んでいるであろう事を全てぶち込んでさっさと撮ってしまったかの様な感」は寧ろ清々しい楽しさに繋がり、考える必要も無く、当作品も「何も考えたくない時・嫌な事が起きた時に観れば気分が晴れるであろう作品の一つ」。

 

 

同時期に東映/東京12ch(現・テレビ東京)が制作・放映した大人気番組「プレイガール」を若年層向け・家族向けに焼き直した作品と云う方向でご覧になられてもいいかと思いますし「完璧さよりも親しみ易さ・整合性よりも分かり易さ・考え抜くよりも閃きと勢いの笑いや楽しさ等々が武器となり我々観る側に受け入れられる場合が大多数である事を教えてくれる一面」も持っています。

 

 

この五人を脇で支えるのが松山英太郎であり、率いるのは先述の通り初代天功さん…得意の手品を見せながらの芝居は中々決まっていますし貫禄も十分!しかも一件落着となり煙草を美味そうに吸う姿が自然と絵になる紳士ぶりも良く、全放映回に出演とはなっていませんが貴重な初代天功さんの役者振りを観られるだけでも視聴価値は高いと言えます。

 

 

ゲスト出演者も東映作品の常連俳優が大挙し(梅宮辰夫・吉田輝雄・室田日出男・山本麟一・中丸忠雄等々…そして高英男は自慢の喉を披露し、葉山良二は女装姿を見せています)美人五人衆に悩殺され殴られ蹴られ「プレイガールと当番組で美人女優陣に退治される役柄」は、悪役俳優陣にとっては「ヤクザ映画の主演俳優に倒されるのとはまた違う嬉しさが在ったのでは?」と思ってしまいます。