我郷里・岩手県を舞台とした劇場公開作品ベスト5! | 東映バカの部屋

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東映制作作品を主体として書いていますが、たまに他の話題も…一人でも多くの東映ファンが生まれる事を望みます!

皆様、こんにちは。

 

 

昨晩は遅く迄飲酒をし、ゆっくり起床をして休み中の八日間買い物に出向く必要が無い様にして来ました。勿論煙草や酒も含めて…しかし、調理が面倒になったり思い付いた様に食したくなった物を買いに出たりしてしまうかもしれませんし、気分転換に軽めの散歩や運転はする事となるでしょう。

 

 

 

さて本日は「我郷里・岩手県を舞台にした劇場公開作品ベスト5」を簡単に…

 

 

 

●第一位「トラック野郎・一番星北へ帰る」(「トラック野郎シリーズ」第八弾・昭和54年の「日本映画興行収入」第五位)昭和53年12月23日公開・鈴木則文/中島信昭/掛札昌裕の共同脚本・鈴木則文監督・東映東京制作。

 

 

VHS/DVD/ブルーレイ化作品で、DMM.com/Hulu/Netflix/TSUTAYA TV/ GYAO!ストア/Rakuten TV/ ビデオマーケット/Amazonビデオ/YouTubeムービー内に於いて有料動画配信が行われています。

 

 

 

 

 

 

※KINENOTEの作品案内は此方から

 

 

●東映公式・YouTube動画(上・予告篇/下・プレビュー動画)

 

 

 

 

 

 

 

 

「トラック野郎シリーズ」では三番目に好きですが、岩手県が舞台の劇場公開作品としては圧倒的な一位!ダムに沈んでしまった主演・星桃次郎の岩手県の郷里が映し出され幼少期の軌跡も明かされる必見の作品!

 

 

特に「最後の10分で訪れる新たなドラマの展開と結末」は本当に手に汗を握らせるに留まらず「職務遂行意識を全うしようとする野郎同士の真剣勝負と命の価値を高次元で絡めた屈指の名場面」!

 

 

 

●第二位「九十九本目の生娘」昭和34年9月11日公開・大河内常平原作(原作名「九十九本目の妖刀」)・高久進/藤島二郎の共同脚色・曲谷守平監督・新東宝制作。

 

 

VHS化作品ですが未DVD化で、有料動画配信も行われていません。

 

 

 

 

 

 

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相互読者であるパンクフロイドさんが教えて下さったのは「トークショーで聞いた話では、撮影は岩手県内ではなく奥多摩」との事…しかし「全篇、岩手県内の山間部」となっているので「当記事のテーマに該当する」と当方では判断をします。

 

 

「現代文明と決別をしてでも先人達の伝統を踏襲しようとする部族との闘い」を、中立的な立場の人物を交えて描いてますが、部族には「未接触部族」「山窩」の要素を加えていると感じとる事が出来、それが終盤の攻防戦をより面白くする要素に留まらず、序盤から中盤に描かれる「人間ドラマ」の面でも存分に生かされています。

 

 

 

●第三位「おんなの細道・濡れた海峡」昭和55年4月12日公開・田中小実昌原作・田中陽三脚本・武田一成監督・日活制作(日活ロマンポルノ)。

 

 

DVD/ブルーレイ化作品で、TSUTAYA TV/GYAO!ストア内に於いて有料動画配信が行われています。

 

 

 

 

 

 

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人間らしさや人間臭さを欲望のままに映し出し、心の奥底から愛すべき物・守るべき物等々を再認識する物語。「娯楽映像作品の王道の一つ」と思っている日活ロマンポルノの傑作の舞台に選ばれた上にほぼ全てが岩手県内で撮影された事は、俺としては「トラック野郎・一番星北へ帰る」「九十九人目の生娘」と共に「表向きのみの薄っぺらい似非感動作品」「格式や名声等々を得るのみを目的として制作された様にしか見えない作品」等々の舞台に選ばれるよりも遥かに嬉しいですし感謝!

 

 

 

●第四位「時代屋の女房」昭和58年3月19日公開・村松友視原作・新井晴彦/長尾啓司の共同脚本・森崎東監督・松竹制作。

 

 

VHS/DVD/ブルーレイ化作品で、U-NEXT/ひかりTVビデオ/DMM.com/スカパー!オンデマンド/Hulu/ビデオマーケット/Amazonビデオ/iTunes/YouTubeムービー内に於いて有料動画配信が行われています。

 

 

 

 

 

 

※KINENOTEの作品案内は此方から

 

 

 

●松竹公式・YouTube予告篇動画

 

 

 

 

 

 

「渡瀬恒彦・夏目雅子共に芝居をしていないのではないか?素のままをそのまま撮影したのではないか?」と思える程に自然な雰囲気が良く、俺としては「恒さんの懐の広さと優しさ・夏目さんの天真爛漫さ」が際立っている様に感じます。そして、森崎監督の巧さも光ります(何時も「男はつらいよシリーズ」を「フーテンの寅」以降も演出して貰いたかったと思います。「山田洋次監督よりも寅の素性、行動・思考等々の特徴を理解していた」と強く感じるだけに…)。

 

 

因みに、恒さんが盛岡で宿泊した旅館とされた家屋は令和元年12月時点で現存しており、普段は雑貨屋です。

 

 

 

●第五位「大いなる旅路」昭和35年3月8日公開・新藤兼人脚本・関川秀雄監督・東映東京制作。

 

 

VHS/DVD化作品で、U-NEXT/DMM.com/TSUTAYA TV/ビデオマーケット/Amazonビデオ/YouTubeムービー内に於いて有料動画配信が行われています。

 

 

 

 

 

 

 

※KINENOTEの作品案内は此方から

 

 

 

●東映公式・YouTube予告篇動画

 

 

 

 

 

 

三國連太郎演じる国鉄機関士の三十年を描いた作品ですが、決して優等生とは言えない一人の男の軌跡である事がボンクラ野郎の気持ちに響きます。

 

 

そして、数年前に廃駅となった山田線浅岸駅構内で、当時の盛岡鉄道管理局長の立会いの下で撮影された「本物の蒸気機関車を脱線・転覆させた場面の迫力」は、白黒画面の特徴である「迫力を更に盛り立てる効果」も相まって、現代の主流であるコンピューターグラフィックスには無いもの!

 

 

 

もし気が向きましたなら、外出自粛要請により家内で過ごす事が多いこの時期に鑑賞して頂きたく思います。