浮気妻を実名役で演じる五月みどり!東映京都「五月みどりのかまきり夫人の告白」名和宏ファン必見! | 東映バカの部屋

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東映制作作品を主体として書いていますが、たまに他の話題も…一人でも多くの東映ファンが生まれる事を望みます!

皆様、こんにちは。

 

 

休み二日目ですが曇り空で本日も雨の予報ですし、温度計が示す気温に対して体感温度が低く、日々酷使している間接の痛みに堪えます。

 

 

 

さて本日はかなり前に記事化しましたが、新規で書き直して掲載します。今月の東映ch「ミッドナイトシアター」の枠内の一作品からです。

 

 

 

「五月みどりのかまきり夫人の告白」昭和50年11月1日公開・安西英夫脚本・牧口雄二監督・東映京都制作。

 

 

VHS/DVD化作品でGYAO!ストア/DMM.com/TSUTAYA TV/ビデオマーケット/Amazonビデオ/YouTubeムービー内に於いて有料動画配信が行われています。

 

 

又、先述の通り東映chに於いて本日以降、3/27(金)24:00~25:30に放映されます(HD放映)。

 

 

しかし、YouTube内の公式予告篇を入れて感じましたが、新エディタから簡単に挿入出来る機能が消えてしまったのは不便。

 

 

 

 

 

 

※KINENOTEの作品案内は此方から

 

 

 

※東映chの作品案内・放映日時案内は此方から

 

 

 

●東映公式・YouTube予告篇動画

 

 

 

 

 

 

「恐らく菅原文太・山崎努唯一の共演作品かつ、山崎さんの東映初出演作品」「渡瀬恒彦が得意のカーチェイスを見せた事で翌年の「東映スピード・バイオレンス路線開拓」に繋がった」「下がりボンボことひし美ゆり子の色気の凄さと梶芽衣子の薄幸の軌跡が焼き付いてしまう内容」「成田三樹夫の冷ややかさ・西村晃の老獪さ・織本順吉の小心振り」「千葉真一を探す楽しみが待っている」等々見所満載の傑作「新仁義なき戦い・組長の首」の併映作品。

 

 
 
 
 
 
当作品は「五月みどりが本人役として主演」しており、総合タレントの五月さんが亭主で大学教授の山城新伍と共に頻繁にテレビに出演し「おしどり夫婦」と言われていたものの、私立探偵に浮気調査をさせた結果、新伍ちゃんと教え子の森崎由紀が不倫関係に陥っている事が判明!「殺して遣りたい程憎いが、それはあたしらしくはない遣り方…ならば手当たり次第に男を食ってしまえ!」と交尾をし捲る物語!
 
 
「当回の番組構成の看板作品が組長の首で此方は梶芽衣子とひし美ゆり子が出演女優陣の筆頭格」でしたから「違う色気を一人で、しかも違う味で魅せるとなると「年齢相応の美貌と愛嬌に男を知り尽くしたかの様な淫靡さを兼ね備えた五月さんは適任」かつ「物語も徹底した一点集中で過度な演出を矢継ぎ早に見せる位の衝撃度は必要不可欠であった」と言え、その期待を裏切らない!
 
 
何せ「上げまん・下げまん」の…両刀遣いならぬ両穴遣い!
 
 
美男のカーレーサー白石襄は二度目を求めて断られた直後にレース中の事故で重傷を負い、五月さんの隣家に住む「女房・衣麻遼子の馬下と四六時中化している娘婿」の五十嵐義弘は「五月さんは俺に惚れている!」と勘違いし愛の巣としてマンションを購入したものの二度目の交尾には至らず終わり、男女の恋愛・交尾は不潔そのものとホモになっていた風戸佑介に色目を使い「女性に対する童貞卒業」をさせたら見事にホモを捨て正常化し、ゴルフ場で苦み走った伊吹五郎を誘惑しようと故意にゴルフバックを間違えて自宅に持ち帰るとライフル銃が出て来て殺し屋である事を察知したり…
 
 
この四人は「五月さんと晴れて情交」に至りましたが、唯一求めて下半身を晒しながらも五月さんに逃げられた男が一人…それは我らが「名和センセイ」こと名和宏!
 
 
当作品での名和センセイの情けなさ爆発の芝居、俺は大好き!
 
 
北村和夫が社長を務める化粧品会社は五月さんを宣伝媒体に起用していたのですが、名和センセイは北村さんの社の副社長で「北村さんが死ねば竈の灰迄わしの物!」と豪語し「先生!」と、自らの悲惨な立場を五月さんに訴え、情で一発ヤラせて貰おうとしズボンを脱いだはいいが逃げられ、秘書に「お前でも構わん!」とヤリ始めた所に北村さんが戻って来て解雇通告!
 
 
「新製品への苦情に対し北村さんは「水に色を付けただけの方が問題が起きず一番いい!」と名和センセイに言い放ち、それを目の前で聞いていた五月さんに「済まんなぁ…」と言うと「私使ってませんから!」と返答される!」「北村さんがインターホン使用時に入れ歯を落とすと不穏な事が起きると確信している名和センセイと秘書!」等々この一部始終の数分間は完全にコントを見ている様!
 
 
新伍ちゃんも森崎さんに対する「性技」では相当なアドリブを見せたそうですし「石井輝男監督の打ち立てた東映異常性愛路線の正当な後継者の一人」とされる牧口監督の味が爆発!
 
 
牧口監督は妖艶作品の上手さが取り上げられる事が多いですし事実目を張る出来の作品だらけですが、テレビドラマ「暴れん坊将軍シリーズ」等々では「人情劇・人間ドラマでも相当な手腕の高さを発揮されている、もっと評価の機会を得てもいい名監督」!