謹賀新年・刑事が兄弟杯を交わしポン中毒に!東映京都「やくざの墓場・くちなしの花」渡哲也/梶芽衣子 | 東映バカの部屋

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東映制作作品を主体として書いていますが、たまに他の話題も…一人でも多くの東映ファンが生まれる事を望みます!

皆様、新年あけましておめでとうございます。

 

 

昨年中は皆様にお世話になり、また支えて頂き有難うございました。

 

 

俺は古い物事ばかりを好み認める頑固者ですので、記事内容や嗜好等々は現状通り「我が道を行く」とはなりますが、今年も変わらぬお付き合いを宜しくお願い致します。

 

 

 

本日の午前中に郷里の盛岡から秋田に戻り、1/6(月)20:00より仕事始めとなりますが、新たな積雪が無かった上に、朝晩の冷え込みは厳しかったとは言え「盆地性気候で放射冷却現象に見舞われやすい、本州で最も寒い街・盛岡市内」としては過ごし易い日々でした。

 

 

正月三が日は駅伝三昧…と思いきや、両親には「この時こそ!」とばかりにコキ使われ「カーテンの交換」「BSアンテナの交換」等々を遣りましたが…BSアンテナ交換時に「去年の夏に屋根のトタンを塗装した事」(東北地方…特に北東北三県は積雪寒冷地である為、屋根材はカラー鋼板(他にステンレス鋼板・銅板)が圧倒的に多く、その場合は定期的に板金塗装/板金葺替等々を行うのが普通です。瓦葺も一定数存在はしていますが、その場合、合わせ目等々から水分が入る上に凍害で割れる可能性が高く南東北三県以西に比べると格段に少ないです)を知らずに屋根に上った為、足が滑り危うく転落する寸前迄行きました(因みに建築営業担当だった20代の時、真夏にお客様のお宅の屋根の採寸中に落ちました!但し怪我は無く、皆に黙ったまま仕事をしましたが…)。

 

 

しかも、年末年始の報道は「タンスにゴン!」ならぬ「木箱にゴーン!」一色(こんな人物に十何年間も会社の舵取りをさせていたのですから…日産自動車も名前は立派ですが体質は問題だらけとしか言えないなぁ。過去にも「労使対決路線の陰で蜜月の関係に在った経営・労組両トップ。しかも後任社長を「会長・労組会長の立場」で結託し虐めた事も…」「日産車体宇治工場と在日韓国人居住者との泥沼の闘争」「日産自動車出身者とプリンス自動車出身者との間に設けられた雇用形態や待遇の差別」等々、様々な問題を長期間に渡り放置して来た組織ですが…商品はいい物も多いのですがねぇ)この様な時はこの作品を観たいと、帰宅後昼飯を食いながら鑑賞!

 

 

昭和51年度の芸術祭に出品される予定で冒頭にそのクレジットが出ますが、周囲の反対で中止となったそう…是非遣って貰いたかった!

 

 

 

「やくざの墓場・くちなしの花」(勿論主題歌は渡哲也歌唱「くちなしの花」)昭和51年10月30日公開・笠原和夫脚本・深作欣二監督・東映京都制作。

 

 

VHS/DVD化作品で、TSUTAYA TV/GYAO!ストア/DMM.com/ビデオマーケット/Amazonビデオ/YouTubeムービー内に於いて有料動画配信が行われています。

 

 

 

 

 

 

※KINENOTEの作品案内は此方から

 

 

 

●東映公式・YouTube予告篇動画

 

 

 

 

 

 

或る事件で容疑者を射殺し、県警本部の第四課の刑事(暴力関係の事件担当部署)から所轄警察署の捜査四課に左遷された刑事・渡哲也は、射殺した暴力団員の女房と交際するわ「交じりっ気無しの朝鮮人」を自称する暴力団組長・梅宮辰夫と兄弟の盃を交わすわ「収監中のやくざの女房で元・お春(=売春婦)を自称する朝鮮人女性」梶芽衣子と同じくポン中毒(=覚醒剤中毒)になるわ…「最強のバイオレンス刑事」が「西部警察シリーズ」で演じた大門ならば「県警対組織暴力」の菅原文太とはまた違う意味での「悪徳刑事像」の極北が当作品の渡社長と言えるもの!

 

 

しかも役名は「大都会シリーズ」と同じく「黒岩」!更に渡社長の上司役には藤岡重慶も名を連ねます!

 

 

「悪徳刑事」とは言っても、渡社長を取り巻く県警本部の面々(成田三樹夫・大島渚等々)や所轄署の面々(金子信雄等々)そして渡社長の同僚(室田日出男)は、退職警察官で同様の人間を集めて法令ギリギリの稼業に手を染めながら警察との黒い癒着にズブリと嵌っている佐藤慶と蜜月の関係に在る汚職警官達…それと比べれば渡社長の行為なんてまだまだ可愛い位!事実「可愛い(いや…奇麗な、か?)梶さん」と蜜月の関係になり手も貸せば命を懸けて潔白を証明しようと男気を見せるのですから…

 

 

「最後の場面」なんて「服役中の亭主」なんてどうにでもなれと言わんばかりの「渡社長に対する愛情が溢れた芝居」!

 

 

 

 

 

 

「日本海を超えた恋愛と義兄弟愛」「ネコさんを始めとする極悪非道な悪役陣が時には笑いを交えて見せる憎たらしさ」を絡めて描いた傑作です!

 

 

「県警対組織暴力」との連続鑑賞・比較鑑賞もお薦めですよ!

 

 

「序盤の場面描写」から比較するのが楽しくなります。

 

 

 

 

 

 

最後に、今回の帰省時に「捨てられているだろうなぁ…」と思っていたナンノさんのポスターを実家の納戸から六枚発見!

 

 

30年も前の物ですから或る程度の経年劣化は仕方がないですが「比較的出回った物」の他に、非売品の店頭向けポスターも一枚発見(富士通のもの)。

 

 

 

 

 

 

写真に収めて納戸の奥底に、見つからぬ様に隠しました…永久に保存します。

 

 

因みに一番好きだったポスターはこれでした!今見ても可愛らしさ炸裂!