プロ作家へGO!! -27ページ目

プロ作家へGO!!

目標のプロ作家になるまでのスキルアップの過程をひたすら綴り続けるブログ。

今日は本科ゼミでした。
だんだん参加者が少なくなってきましたね。
課題「すすき」の読みでした。

一応コメディなんだけど、
クスリとも笑い声が聞こえずー。
リアルタイムで笑い取れるほどの実力はまだついてない。
でもまあ感想ではそこそこ「面白い」といってもらえてよかった。

上から目線になってしまうけど、
同じタイミングで入った人が多いので、
みんながだんだん上手くなっていってるのがよく分かる。

この人狂気と正気の狭間を描かしたらピカイチだなとか、
生きいきとしたセリフ書くのうまいなあとか、
描写に磨きがかかってきたよねとか、
その人の強いところがより鮮明になってくるんですね。

自分はどう思われているのか知りたい。
こないだ「カフーを待ちわびて」を読んで思いついた
鶴の恩返しを元にしたネタ、
課題「すすき」の時には
うまくシナリオに落とし込めなくて
やむなく没にしたんです。

が、「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」を読んで
なんらかの化学反応を起こしたらしく、
急遽、プロットが完成、課題「湖」で使うことになりました。

湖が舞台。願ってもねえ!

あんときはいくら頭ひねっても
出てこなかった因果関係が
すっと頭に湧いてくるのは謎としか思えない。

まあ半分「砂糖菓子~」からの
パクリインスピレーションなんですけどね。。。

しかしこの本、昨日から僕の心にずしんと残ってて、
なんか、読後感が半端ない。

他の人のレビュー読むと
内容の重さに衝撃を受けたとか、
暗黒系ライトノベルとか言われてて、
結構トラウマになった人とかもいるみたいですね。

こういうの書いてみたいなあと痛烈に思います。無理だけど。
ミステリーと甘酸っぱさと多少の知的さとグロっぽさが
ない交ぜになってるのに読みやすいところが好きなのかな?

とりあえず導入部分の書き写しをしてみよっと。


砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)/桜庭 一樹
★★★★★

※ネタバレあるから注意してね。

桜庭一樹さん初読みです。はい、男性作家だと思ってました。
昔読んだコバルト文庫みたいなテイストでノレました。
まあライトノベル系ですね。

1ページ目から面白い匂いが
むんむんと漂いまくっていて、
それが最後まで失速することなく、
むしろ加速度的に引き込まれていく
とんでもない傑作でした。
ぶっちゃけ「告白」の何倍も面白いよね?

読んだ人なら分かると思うが、
ペットボトルの水をぐびぐびぐびぐび飲むように、読める。
1日で一気に読了しました。

ポーンと冒頭でラストの結末が提示されて、
「あ、そうなっちゃうんだ?」が、
読み進めるうち
「えー、マジでそうなっちゃうの?」
と切実な思いに変わっていく。

結末が分かっているのに
なんでこんなに引き込まれるかなー?

海野藻屑というへんな名前の転校生と、
母子家庭の語り手ヒロインとの友情物語。
最初はハルヒ風に転校生藻屑のクラスメートへの挨拶から。
見事にアンチから入りますよねー。

色白で大きな瞳の美少女が口から涎を垂らすって
いまだにうまくイメージできんよ。

貧窮にあえぐ主人公が求める「実弾」と、
一応セレブな藻屑が撃ちつづける「砂糖菓子の弾丸」が、
モチーフとして一貫して対比されてて
この物語に強烈な個性を出せていたんじゃないかと思う。

エピソードというか、豆知識の使い方も秀逸。
ストックホルム症候群とか、サイコロジカル・ミスディレクションとか。
<当たったらヤバイクイズ>なんか最高だった。
ちゃんとストーリーに組み込まれて生かされてるし。

背景に浮かび上がるテーマは深刻。
子供たちはみんな戦士って……
ちょっとテーマを説明しすぎな気もするけど
そこはわかりやすいってことでOK。

ちょいとグロありなんですけれども
切なすぎるグロです。

ラストも最悪の悲劇なのに
エンタメ小説として成り立っているのは、
やはり登場人物たちが変化しているからなんですねえ。

実弾主義に徹していた
ヒロインはもちろんそうだけど、
特に貴族(引きこもり)だった兄。

ヒロインがほのかに思いを寄せていた花名島と
藻屑の関係も面白かった! MとS?みたいな。

うさぎの犯人は誰だったんだろー?
やっぱ藻屑なのかな?
確かに話してることのほとんどがウソだし。
でもそのウソがほんとであってくれ!
この子がほんとに人魚だったらいいのに、
って思わせてしまうところがすごすぎ。

久しぶりに心を揺り動かされた名作でした。

図書館で読みたかった本を何冊か借りてきた。

早速手にとってみたコレ。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)/桜庭 一樹

まだ数ページしか読んでないけど、かなりいい感じ。
桜庭一樹さん、前から気になってたけど、
もっと早く手出すべきだったー!!

そして「写真」小説版の推敲作業をしてます。
シナリオにはない心理描写やエピソードを加えてみたり。

はっきり言ってキリないなコレ。
いくらでもアラが出てきて終わりそうもありません。
前の方がシンプルでよかったんじゃないの、とも思う。

しかしたった20枚程度の短編の遂行作業にこんなに時間かけてたら、
500枚とかの長編書いたときどうなるんだって話ですよ。

まさにプロの作家は神経研ぎ澄まして一つひとつの文章、
言葉をつづっているんだなと痛感しましたね。
命削って書いてるといっても過言じゃない。

でも多分一度でいいから徹底的に時間かけて推敲してみる、
って作業が大事なんじゃないかと思う。

ま、楽しいからいいんだけど、
そんなことより次の課題「湖」のネタを考えなきゃだな。