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プロ作家へGO!!

目標のプロ作家になるまでのスキルアップの過程をひたすら綴り続けるブログ。

[超短編シナリオ]を書いて小説とシナリオをものにする本 (「シナリオ教室シリーズ」)/柏田 道夫
★★★☆☆

「武士の家計簿」の柏田道夫さんが
公募ガイドで連載していたシナリオ教室のコラムを
書籍化したもののようです。
今度柏田先生の講座を受けるので予備知識として読んでみた。

いくつかのお題にそって応募された600字シナリオを講評しながら
シナリオ表現のテクニックを学ぶ、という形式になっていました。

思ってた内容と違ったけど、
基礎的なスキルの良い見直しになったかな。
冒頭の人物造形の方法は具体的でためになった。

ぐさっと来たのが、ありがちなネタの例。
夢オチ、幽霊話、双子、オカマ、
引きこもり、いじめ、介護、認知症、
といったものが挙げられていました。

特にお題が与えられた場合、
アイデアが偏ることが多いんですが、
自分が思いつくようなアイデアは他の人も
思いつくと思っていたほうが良いようです。
いかに自分の発想がたいしたことないものか痛感しますね。

とはいえありがちな素材でも描写が具体的で
リアリティがあると完成度も上がる。

優秀作品を実際に読んでみると、
やはり描写に一味違った創意工夫があるのがよく分かる。
やっぱりディティールの作りこみが大事。

あと参考になった点としては、以下などなど。

安易にアイデアに飛びつかない。もう一ひねりして、詰める。
タイトルも工夫する。イメージが広がるものを何通りが案出する。
書き出しも10パターンくらいひねり出す努力をする。
主人公に感情移入させるよう、視点をブレなく描く。
自分が書いたシナリオを
自分がどうこういうのは正直気が引けるけど、
スキルアップのためには振り返りも必要ですね。

と、先にエクスキューズしておいた上で
これまで書いたシナリオの傾向を振り返ってみると、
「9割ありがち、1割オリジナル」
という表現がぴったりくるなあ、と感じています。
良い悪いは別にして、そういう傾向があるということです。

いやもしかしたら99%がありがちで
1%がオリジナルかもしれない。

まあどっちでもいいんだけど、
意識していたのは既成の小説やら映画やら民話・伝承やらから
プロットのモデルを借りながら、
それに自分なりのアイデアをほんの少し
加えて何か新しいものを表現できたら、
というアプローチが多かったということです。

例えば「ハンカチ」なんかは、
「時をかける少女」から「時をかける小猫」を連想したものだし、
「写真」はありがちな夢オチ、幽霊話を
どうやったらありがちと思わせないで
読んでもらえるかということを意識していました。

「鏡」もよくあるベタな双子トリックものなんだけど、
そこに自分の創意工夫を加えることで
脱ありがちを図ろうとしました。

こないだ書いた「湖」は「鶴の恩返し」とかに代表される
「見るなのタブー」を使って
新しいものが書けたら、というチャレンジです。

身も蓋も無い言い方をすれば
すべて何かのパロディにしかなっていなくて、
オリジナルのアイデアが欠けている証拠では?
という考えがよぎらないわけでもない。

でもこういう書き方しかできないのには理由があって、
それは多分自分の実体験をシナリオの素材に使うことを
意識的に避けているからだと気づきました。

ちょっと長くなったので
とりあえず今日の整理はここまで。
続きはまた今度考えて見よっと。


※「見るなのタブー」とは、
何かをしている所を「見るな」とタブーが課せられたにもかかわらず、
それを見てしまったために悲劇(多くは離別)が訪れるという類型パターン、
のことです。


今日は「インシテミル」を読了。
映画化されて話題作ぽいので読んでみたけど、
あんまり乗れなかったな。残念。
12人もキャラいて書き分けられんだろっていう。

表紙のイラストもタイトルも意味不明だ。
シナリオ的にもインスピレーション得られず。

インシテミル/米澤 穂信

さて、次の課題は「軽井沢」です。
前からファーストステージのボスキャラはコイツだと思ってました。
軽井沢じゃなきゃ成立しないドラマを考えろって、
そんな無茶な……ねえ……

軽井沢には一回しか行ったことないし、
正直あんまりよく分からんのです。

別荘とかアウトレットモールとか?
ほんとに貧相な発想しか出てこない。

むむむ、まずはネット検索するしかあるまい。
やっほい!アップ
課題「湖」の初稿が完成したよ。
鶴の恩返しをベースにしたラブストーリーです。
「窓」のとき、誰かに寒いといわれたけど、
またもラブ物に挑戦してみました。

なんか今回はあんまり煮詰まらずに
すんなり書き出せた気がする。

でもその分プロットの詰めがあまくて、
書いてる途中で、話があらぬ方向へ進んで、
「おーい、着地どうすんのよ?」
とストーリーをコントロールしきれず
パニくりそうになりました。

課題に対するスタンスも
ちょっと力抜けてきたかな?

これがいいことなのか、
良くないことなのか分からないけど、
予定通り進んでるから
しばらく流れに身を任せてみる。

初稿から最終稿にするまでの期間、
シナリオ課題と蜜月状態になります。

読み返しては細かい修正を加えて、
また読み返して修正して……
何回読んでんのって話ですよ。

気持ち悪い話だけど、
その期間だけはどんな課題でも
まるで我が子のように愛しく思える。

シナリオのよしあしは別として、
そこまで夢中になれるものがあるっていいよね。
やっほい!