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プロ作家へGO!!

目標のプロ作家になるまでのスキルアップの過程をひたすら綴り続けるブログ。

ドラマ脚本の書き方―映像ドラマとオーディオドラマ/森 治美



★★★☆☆

前半は映像ドラマに関して、
後半はオーディオドラマの書き方について
映像ドラマと比較しながら
説明されています。

あんまり聴く機会も少ないオーディオドラマ。
映像ドラマとはかなり違います。

まず柱がないし、ト書きも音でしか表現できない。

映像ドラマより制約が多い気がするけど、
その分聴き手のイマジネーションを
喚起することができれば広がりのある
ドラマが表現できるんじゃないかとも思う。

ドラマって案外制約が多いほど
面白いものが創れるっていうので、
音でしか表現できないことが
良いカセになるのかもしれませんね。

職人芸が求められる渋い分野に思える。
適した素材があればチャレンジしてみたい。
第35回創作テレビドラマ大賞の佳作
「餞幟(はなむけのぼり)」を読みました。

家族を事故で失った少女と祖父が
鯉幟作りを通して人間として成長していくお話。

ベタなのに見事に泣けたなあ。
ガチンコに人間ドラマを描いています。
そこに鯉幟職人という設定を組み込んで
リアリティと独自性を作り出しています。

主人公にカセを持たせて、
そこを軸にして対立・葛藤を際立たせる、
きちんと取材してディティールを詰める、
こういった基本的なことを忠実にやれば
良質なシナリオが書けるんですねえ。

前回、タイトル発想法みたいな姑息なやり方を
得意げに語ってしまったが、
今まで自分が書いてきたのは所詮絵空事というか、
現実味のないストーリーだったかもと反省。

何も突飛な発想なんて必要なくて、
人間ドラマを描く筆力と取材によるリアリティがあれば、
いいものが書ける、そのためのスキルを身につけるべきなのだ。

20枚シナリオでシーンをデッサンするという意識を
今一度しっかり持って課題に臨みたい。

そしてやはり受賞作はちゃんと目を通さなきゃだな。

エンジェル・エンジェル・エンジェル (新潮文庫)/梨木 香歩




★★★★☆

梨木香歩さんです。
「西の魔女が死んだ」より面白かった。
短いのでさらさらと流して読めます。が、内容は深いですね。
こちらの話もおばあちゃんが出てきます。

半寝たきりになってしまったおばあちゃんと、
孫のコウコの奇妙な交流が、
水槽で飼い始めた熱帯魚の残酷なエピソードを
通して描かれていきます。

感性の高さをうかがわせる美しい文体、
なのに人間のダークな一面にスポットがあたっている。
風変わりな話で、どうも感想が書きづらい。

女学校時代のおばあちゃんのモノローグと並行して
現在のストーリーが展開していくんですが、
二つの時代のエピソードが微妙にクロスしていて、
不思議な感覚にとらわれます。

モチーフは天使であり、悪魔。
おばあちゃんは天使のようだけど、天使の中にも悪魔がいて、
コウコが創った水槽の世界にも悪魔はいて……
コウコはその悪魔の存在を許す、
それが意図せずおばあちゃんの救済につながる、みたいな?

文庫と単行本では内容が違うみたいなので、
もう一回読んでみたい。

課題「憎しみ」が完成しました。
なんだか中途半端なSF歴史もの。

ちと人間ドラマが浅くなったかも。
直接的な感情表出になってしまって、
もっとシャレードとか小道具とか使って深みを出すべきだった。

いろいろ短納期でシナリオが書ける方法を考えています。
ここ数回、ユニークなタイトルをつけることを意識してたんですが、
今回はさらに踏み込んで「タイトル発想法」を試してみました。

思いついたタイトルからストーリーをひねり出すというもの。
単純ですが、効果はそこそこありました。

面白いタイトルさえ思いつけば、
それにこじつけて物語を作っていけます。

タイトル案ですが、
これ、自分で考えると結構大変なので、
辞書や好きな本のページを適当に開いて、
目に飛び込んできたキーワードをランダムにつなげて作ります。

誰も思いつかないような発想をしたいなら、
自分の頭でひねり出すより、
「偶然」に身を任せる方がはるかに楽チンなのです。

今回はネットやらを駆使して
いくつか言葉を組み合わせてみた結果、
「第二江戸係」というタイトルを使ってみることにしました。

何これ?って感じですよね。
だって、「江戸係」ですよ。しかも「第二」て?

でも、これでなんか話作れよって言われたら、
いろいろ出てきそうじゃないですか?

ここまできたらあとはもう論理的に
プロットを組み立てるだけなので、見通しがつきやすい。

このやり方だと自分が思ってもみなかった意外な話が作れます。

シナリオ専用に、任意の言葉を勝手につなげて面白い造語を
作ってくれるプログラムとかあると便利かも。

誰か作ってくれないかなあ。



ぶっちゃけると実はほとんどテレビドラマを観ないんですが、
これってシナリオライター目指してる分際でヤバイ気がする。
お前本当にシナリオライターなる気あんの?ってくらい観てません。

小説と映画で十分シナリオスキルの研鑽になるだろうと
タカをくくっているんですが、
たまにテレビで流れてるドラマを
チラ見すると結構勉強になるんであわてる。

「ほほー」「なるほどー」
てな感じで、やっぱりプロのセリフの上手さや、
シーン回しのテンポの良さに感嘆する自分がいて、
これもっとドラマ観て研究したらもんのすごい
実力つくんじゃないだろうかとドキドキする。

思えばテレビが勉強になるなんて発想、
小学生以来したことなくて、8週間講座かなんかで、
「もっとテレビ(ドラマ)観て勉強しなさい」
と言われたときはカルチャーショック以外の何者でもなかった。

テレビ観すぎならともなく、
テレビ観てなくて説教される日が来るとは……

最近観てて「お」と思ったのは
ママ友のドラマ、「名前をなくした女神」かな?
あと、一応「江」は毎週観てます。