枠にはめる医療と個に合わせる医療 | しちふくのひとやすみ

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獣医師&獣医鍼灸師&レイキヒーラーである
しちふくの感じたいろんなこと

ドイツ自然療法セミナーを受けました。



講師は
ドイツで統合医療のクリニックを
開業している現役バリバリの
日本人のお医者さまドイツ
獣医師じゃなくて人医療のお医者さま


ドイツでは統合医療も
正式な医療として
国から認められているそうです。



日本とドイツの医療の考え方が
特に印象に残りました。

日本の現代医療では
機器を使った様々な検査を行い
病名を付けることが
最も大切にされている。

病名を付けるということは
「〇〇病」という枠に
患者さんをはめること。

その枠にはめたら
「標準治療」という名の
ベルトコンベアに載せて
投薬を中心にした型通りの治療をする。

このように枠にはめるのが
現在の日本の医療。



緑の物が患者さんとすると
一番近い枠型にはめるのが日本の医療。

少しはみ出してる部分とか
少し足りない部分は無視して
赤い枠型に合わせた標準治療をするのが
日本の現代西洋医療。



ドイツの医療では
病名を付けることよりも
個々の患者さんの状態を見極めることが
最も大切にされる。

そして、その患者さんの状態に合わせて
個別の治療をする。


緑のものが患者さんとすると
患者さんに合わせた治療法(青い囲み)を
作っていくのがドイツの医療。


患者さんの状態に合わせて
柔軟に診療を進めるのがドイツの医療。

だから、ドイツ(の統合医療)では
病名を付けることは重視されない。




さらに、
日本は血液検査結果など
化学的データを重要視して
化学薬品である薬を投薬する、
化学を基本にした医療。

ドイツ(の統合医療)は
エネルギー状態を測定したり
エネルギーに働きかけて治療する、
物理を基本にした医療が
どんどん取り入れられている。


化学に固執している日本の医療は
ドイツより遅れて見える。



色々と考えさせられる内容でした。

私は東洋医学とドイツ自然療法で
診療していて、
あんまり病名には拘りません。

西洋医学には
西洋医学の長所があります。

自然療法には
自然療法の長所があります。

大切なのは
患者さんが心身ともに楽に過ごせること。

今回のセミナーで学んだことを活かして
一つの方法に固執せず
患者さんのことを第一に考え
診療を続けて行きたいと思いますニコニコ



網戸に停まったセミが
気になって仕方がない1歳3か月の柑太





今日も皆さまが穏やかな
ほっこりした気持ちで過ごせるよう
祈っていますハート