お正月はいかがお過ごしでしょうか？
お正月には
たくさんの御馳走が並んでいたり、
人の目が行き届かなかったりして、
動物さんが思いがけないものを
誤食してしまうことがあります。
猫さんは知らないものは
滅多に口にしませんが
ワンコさんは思いがけないものを
食べてしまうことがあります。
特に美味しい食べ物の味がついたものは
御馳走だと思って
食べてしまうことがあります。
この時期は動物病院が正月休みのため
不安に思う飼い主さんも多いですね。
この時期に特に誤食の相談が多いのは
アルミホイル・プラスチック容器・
竹串などです。
美味しい味がついたものは
キチンと片付けるように
注意してください。
それでも
ワンコさんが誤食してしまった場合、
まずワンコさんの体調をみましょう。
苦しそうにしてしているか
落ち着いた様子なのか、
確認してください。
それから、何をどのくらい食べたのか
調べましょう。
残った部分をよく見て
欠けた部分の大きさや形を
確認してください。
苦しそうにしていたり、
食べた量が多い場合は
動物病院に相談してください。
食べた部分が小さかったり
小さくかじって飲み込んでいたりして
ワンコさんが落ち着いていれば
おうちで様子を見ていいでしょう。
その場合は、食べたものが出てくるか
うんちを調べることをお勧めします。
うんちをほぐすだけだと
見逃すこともあります。
うんちを小さなザルに入れ
水をかけながらほぐしていくと
誤食したものをきちんと確認できます。
（そのザルはうんち専用にしてください）
誤食したものがまとめて出てくるとは
限らないので
出てきたものを集めておいて
食べたサイズの80％以上確認できれば
ほぼ全部が出たと思っていいでしょう。
誤食してしまった時、
吐かせる方法を
ネット検索する人もいます。
すると、塩水やオキシドールで
吐かせる方法が書いてあったりします。
でも、無理に塩水を飲ませると
食塩中毒になる危険性があります。
重度の食塩中毒では
心不全になって死に至ることもあります。
また、オキシドールは
粘膜に炎症を引き起こします。
口腔粘膜、食道、胃の粘膜に
炎症が起こる危険性があります。
ご家庭で犬を吐かせようとするのは
とても危険なのでやめてください。
心配な時は
休日や夜間の診療をしている
動物病院があれば
そういう病院に行ってください
近くにそのような病院がない場合、
今はネットや電話で
獣医師が相談に乗る
サービスもありますから
そういうサービスを利用してください。
何より予防が一番大切です。
動物さんが誤食しそうなものは
すぐに片付けるように
気を付けてください。
今日も皆さまが穏やかな
ほっこりした気持ちで過ごせるよう
祈っています
