アトピー症状と石を食べる症状が改善したベーグルさん | しちふくのひとやすみ

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獣医師&獣医鍼灸師&レイキヒーラーである
しちふくの感じたいろんなこと

ベーグルさんは3歳8か月の
ビーグル犬の女の子です。

《鍼治療中のベーグルさん。赤いのが鍼です》

ベーグルさんはアトピーです。

初めて会ったとき、掻きむしって
皮膚は赤く、毛も薄くなっていました。

アポキルという抗アレルギー剤を
毎日飲まないと痒みが治まりませんでした。

ベーグルさんは1歳7か月のときから
鍼と漢方薬の治療を受けてくれています。

もう2年になります。

皮膚疾患は東洋医学の効果が出るのに
少し時間がかかることがあります。

ベーグルさんの場合は、
治療開始時には
アポキルを毎日服用していました。

漢方薬を飲み始めて半年経って、
1日おきにアポキルを飲んでも
痒みが抑えられるようになりました。

それから徐々に痒みが減って、
さらに半年後(治療開始から1年後)には
アポキルを定期的に飲まなくても
痒みが出なくなりました。

治療開始から2年経った今では、
とても痒みの強いときが数か月に1回あり、
そのときだけ2~3回アポキルを飲めば、
後は漢方薬だけで痒みを
コントロールできています。

月に1回程度の割合で診察を受けてくれて
調子の悪いときは鍼治療を行い、
調子の良いときは軽くマッサージをして
エネルギーを整えます。

皮膚疾患の改善には
少し時間がかかるので、
途中で諦めてしまう飼い主さまもいますショボーン

でも、ベーグルさんの飼い主さまは諦めずに
治療を受け続けてくれました。

その結果、しっかりと体質改善できました。


さらに驚いたことがあります。

ベーグルさんは、お散歩のときに
石を食べることが多くて
飼い主さまは困っていました。

これは胃に熱がたまっていると考えたので、
胃の熱を冷ます漢方薬も処方しました。

その結果、ベーグルさんは
ほとんど石を食べなくなりました。

そして、ベーグルさんは
とても食欲旺盛なのに、
食べても食べても太らない体質でした。

ベーグルさんの当時の体重は7キロ位なのに、
10キロの子用の量のフードをあげても
体重が全く増えないどころか、
かえって減ってしまうこともありました。

ところが、体質改善が進んだ結果、
ベーグルさんは7キロの子用の量のフードで
体重を維持できるようになりました。

漢方薬の体質改善は
身体の奥底にズシンと響くので
びっくりするような効果が
得られることがあります。

これも、ベーグルさんの飼い主さまが
諦めずに治療を受け続けてくれたおかげです。

鍼灸治療というと、
足腰が痛いときと思われがちですが、
などの皮膚疾患や、
内科的疾患が改善することもあります。

以外と守備範囲は広いので、
気になる方は東洋医学の獣医師に
お問い合わせください。


今回のブログ掲載を快諾してくださった
ベーグルさんの飼い主さま、

ありがとうございましたおじぎ





 

 

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