転職をするにあたって、「惜しいなぁ」と思うケースがよくあります。


良い経験しているのに、スキルは素晴らしいのに、学歴が良いのに…

色々ありますが、一見転職に有利な条件が揃っているのに、転職が難しくなる。

つまり「市場価値」を下げる要素があるわけです。



市場価値を下げる、つまり転職が不利になる要素を数回にわたり紹介したいと思います。



(1)転職回数が多い/在籍期間が短い


不利に働くことはあれど、転職回数が多い方が有利、ということはまずないですね。「転職回数は1回まで、多くても2回が限度」という会社もあったりするので、この辺は要注意です。もちろん、転職回数不問、という企業もあるにはありますが。


転職回数不問であっても、在籍期間が短い場合はやはり不利です。「こらえ性がない」とか「飽きっぽい」とかそんな風に思われてしまいますし、期間が短いとその会社においてしっかりキャリアが積まれてないと判断されます。


RPGのゲームが好きな方はイメージしやすいかも知れません。特にプレイヤーの職業を変更できるRPGなんかだと、年中「職業」を変えていると、結局強い敵に立ち向かうのが難しくなったりします。



好きで転職しているわけではない、会社の業績が悪い、色々事情はあると思うので、転職回数が多いと全て悪というわけではないのですが、でも、やはり気をつけないと転職が難しくなることになるのです。



最近、MBA取得中という方を数名担当しています。

一時期はMBAが大流行し、その資格を得ればどこの企業でも引く手あまた、出世街道ばく進、なんて話も聞いたことがありますが、今はどうなんでしょう。


もちろん人それぞれではあるのですが、誤解を恐れずに言うならば、


「動かしづらい人材」

というのが今のところの印象です。

理由は大きく3つ。

1 志向性

経営学修士というぐらいですから、MBA取得後は経営企画とか事業企画とか、そこら辺のポジションに就きたがる方が多いわけです。が、ただでさえそんなポジションは求人の少ないところです。例えば1,000人規模のIT系企業であれば、SEや営業はそこそこの求人がありますが、経営企画や事業企画のポジションは決して多いとは言えません。
大不況の今の時期はさらに顕著です。
ポジションがなければいかに優秀な人とて、入ることはできません。

2 年収

MBAを取得すると人間としてのランクが上がるとでも思うのか、はたまたMBA取得のために投資した費用を回収したがるのか、前職の年収を大幅に上回る年収提示をしてくる方が大勢います。というか、ほとんどです。まぁ、気持ちは分からないでもないのですが。


希望年収が高くなれば高くなるほど、当然のことながら合致する求人は激減します。


加えて、経営学を学んだとはいっても、それは実務経験とは捉えられません。

前職で何をやっていたかにもよりますが、キャリアチェンジのケースが多いのです。
キャリアチェンジなのに年収UP…そのギャップに苦しむことになるわけです。

3 離職期間


これは人にもよりますね、完全に。ただ、何故か前職を辞めてからMBA留学し、帰国と共に転職活動、という方が多いのですが、辞めている場合、留学期間中は離職期間と考えられます。離職じゃなくて留学じゃん、とは思うのですが、離職期間は離職期間。通常、これが長くなればなるほど、現場感が失われているとされ、不利に働きます。

ちなみに会社を辞めずに、社費留学のようなケースは離職期間にはなりません。


というわけで、なかなか難しいのが現実です。

とはいえ、MBAそのものを否定するわけではなく、MBAホルダーが有利に働くケースも当然のことながら多々あります。というか、基本的には高い評価ではあります。MBAだけでなく、実務経験がかみ合っていると、非常に強いですし、年収UPも容易に狙えます。



要するに、「MBA取れば何とかなるさ」的な思考だと危うい、という感じですね。

…まぁ、これは他のどんな資格にも言えることですが。

IT業界において、たまに耳にするのが「エンジニア35歳限界説」。

常に最新技術をキャッチアップしていなければならないエンジニアも、35歳を過ぎると新技術についていくことが出来ず、また体力的にもSEの仕事が厳しくなって限界が訪れる、というものです。現場で働くことの限界が来て、マネージャーとしての役割を期待されるようにもなります。


実際のところ、転職マーケットにおいてはどうなんでしょう。


35歳を過ぎるとマネージャーとしての役割を期待される、というのはある意味では、「真」です。


35歳の方が転職する場合、経歴としてどのような規模のシステムを扱ってきたか、どのような言語に強いのか、といったことも見られますが、確実にマネジメント能力も見られます。プロジェクトマネージャーとしての経験があればベストですが、そうでなくても、チームリーダー経験とか、何人の人をまとめてきたか、といった点は必ず気にされます。で、全くマネジメントの経験がない場合は低く評価されがちです。

この点がネックとなって書類で落とされるケースも散見されるのは事実です。


では、ずっと現場でスキルを磨いていきたい人には将来はないのか?

というとそうでもなく、スペシャリストとしてのキャリアを積むフィールドも間違いなく用意されています。管理者として現場から一線を退くよりも、常に現場について技術に触れていたい、なんて方はその道を選べば良いのです。


実際に私が関わっている企業でも、マネジメント経験はゼロでも、その場でガシガシプログラムを打てれば良い、スペシャリストを求む、というもので何と1000~1500万程度の年収というものもあります。


ただ、ゼネラリスト(マネージャー)を目指すのか、スペシャリストを目指すのか、という判断自体は35歳では遅く、30にさしかかるあたりである程度固めておいた方が良いのは間違いないでしょう。


おみくじの結果、教えて! ブログネタ:おみくじの結果、教えて! 参加中

初詣に行っておみくじを引いた方も多いことでしょう。

大吉であれば手放しで喜んで良いんでしょうけど、例えば吉はどのくらいに位置づけられるのか、とか気になったりしませんか?以前、大吉の次に吉が良くて、その後に中吉、小吉と続く、とか聞いたこともありますが、実際はどうなんでしょう。


多くの説では、

「大吉」「中吉」「小吉」「吉」「末吉」「凶」「大凶」

という順だと言われています。


ただ、神社によっては「吉」が「大吉」の下に位置づけられることもあるようで。

神社次第なんですね、その辺。

派遣切りだの、リストラだの、内定取り消しだの、色々言われている世の中です。

当然のことながら、転職マーケットの状況も悪いです。「去年なら採用したんだけど」なんてコメント付きでNGを出してくる企業も多く、今は転職には不利な時期であることは間違いないです。


さてそんな中、転職を考えている人は、転職すべきなのか、待つべきなのか。


当然こんな時期なので「待つべき」という声も多いとは思います。

が、ただ、安直に「転職に不利なら待つべき」というのはどうかな、と。


転職マーケットは今もかなり冷え込んでいるものの、今年の夏以降も恐らく続くでしょう。日本が元気になるのにはまだ数年かかると思うので、「転職に有利な時期」の到来は、もしかしたら2年後、3年後、あるいはもっと先になるかも知れません。


状況が好転するのを待っていると、2年、3年、あるいはそれ以上の時間を要する可能性があります。

それはすなわち、「年を取る」ということ。これは転職にとっては大きな「リスク」となります。


例えば28歳にはさほど期待されなかったマネジメント経験・能力が、3年後の31歳には、それなりのものが求められるようになります。そもそも20代か30代かで期待される経験や能力は大きく変わってきます。


反面、まだ十分に若く、3年後でもまだ若手と言える年であるなら、あるいは既に確固たるスキルを持っていて、次の3年では足りない部分を経験できることが明らかであるのなら、待っていた方が良いケースもあります。



要するに、このような時代、「動くリスク」もありますが、「待つリスク」も同様に大きいことをしっかり認識した上で判断することが重要なんだと思います。



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