FA移籍と人的補償 | なっちさんのブログ

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1人のFA移籍が多くの選手の人生というか運命を変えてしまう事がある。
FA選手の獲得が一番多いのはダントツで巨人。
最初は落合博満選手。落合選手が来ると予想した駒田選手はFA宣言し横浜に移籍した。
1990年代の巨人は他球団の四番ファーストを揃えていた。落合選手がいる巨人にヤクルトの四番ファースト広沢克己選手がFA移籍してきた。ヤクルトではずっとファーストだったのに巨人ではずっと外野手。外野手でも怪我したり高橋由伸選手、松井秀喜選手、清水隆行選手らがいて控えに回る事になる。
さらに西武の四番ファースト清原和博選手がFA移籍、近鉄の四番ファースト石井浩郞選手がトレード移籍してきた。
それだけ大物揃えられたらドラフト1位の大森剛選手はファーストでは出れない。六大学の三冠王でもこれだけの大物相手では長距離打者としてはかなわない。
巨人が大森選手を指名しダイエーに1位指名された元木大介選手は巨人愛を貫き浪人して巨人指名を待ち翌年巨人入りした。高校時代はホームランバッターだったが巨人ではくせ者と呼ばれるユーティリティープレーヤーとなって出場機会を得ようとした。サードのレギュラーになるも広島の四番江藤選手のFA移籍で控えに回る。
その後江藤選手はFAの人的補償で西武に移籍した。
二度のFA移籍を経験した工藤公康投手は巨人でも結果を残したが人的補償で移籍した。
他球団で結果を残して巨人にFA移籍した選手であまり活躍出来なかった選手も多い。野口投手、門倉投手、森福投手、野上投手、陽岱鋼外野手、井納投手ら。怪我に苦しむ梶谷外野手も巨人ではまだレギュラー定着になってない。
そして今年のFA移籍の一番の話題は西武の山川穂高選手のソフトバンクへの移籍。
人的補償は当初和田毅投手と報道された。その後甲斐野投手と発表された。小久保監督が来年のローテーション投手と明言した和田毅投手をプロテクト外したのか?
和田投手が許否したり世間の反発を感じ方針転換したのかわからないが元プロ野球選手でYouTubeやってる人達はこの人的補償に個人的見解の動画を投稿した。
かつても中日の岩瀬投手が人的補償での移籍を許否したと噂があった。
他球団の指名を許否してまで巨人愛を貫き指名を待った長野選手、内海投手は人的補償で移籍した。
西武で森捕手の台頭で出番が減った炭谷銀仁朗捕手は巨人でもあまり出番に恵まれず楽天に移籍した。楽天戦力外となり手を上げたのが古巣西武。回り道して西武に戻った。
山川選手のFA移籍だけでも色々のドラマがある。ベテランの功労者をプロテクトすると期待の若手をプロテクトから外す事もある。誰をプロテクトするのかは難しい判断を迫られる。
FA移籍と人的補償は色々なドラマがある。