ひとつ、ふたつ。 -105ページ目

ねえ、わたし。

もう
学校行かなくて良いよ。


お父さんに何を言われても
無視して良いよ。


だってお父さんは
学校でわたしが
どんな辛い目にあってたか
知らないもの。
先生も助けてくれなかったよね。


ねえ、わたし。


あの頃出来なかったことに
もうこだわらなくて良いよ。


わたしが頑張ったの
よーく知ってるよ。


足が震えて
喉が締め付けられて
心臓がばくばくいってた。


よーく覚えてるよ。


もう手放して良い。
もう悲しまなくて良い。
もう自分を傷つけなくて良い。


もう卒業して良いよ。


わたしには
わたしにふさわしい
甘くて優しい道が良いよね。


きっとあったかくて
心がわくわくするよ。


大好きな人達と
一緒にそこに行こう。


わたしなら行けるよ。
わたしがそこに行きたいのも
とってもよく知ってるよ。




 

私の中の怪物

私の中には、
ずっと怪物が住んでいる。


住んでいることは分かってるけど、
何しろ真っ暗な中にいるから
どんな顔をしてどんな様子なのか
全く分からない。


だけど目だけは猫みたいに光っていて
ずっとこっちを見ている。


突然暴れだすから
私はどう扱って良いのか分からなかった。


人と関わるとき
その怪物が暴れまわって
自分が乗っ取られて
人を傷つけてしまいそうで


私は暴れまわる怪物を
押さえつけようと必死だった。


でも押さえつけられなくて
人を避けるようになった。
怖くて怖くて、逃げ続けた。


怪物がいることがばれたら
私は嫌われる。
怖がられて一緒にいられなくなるって
本当に信じていたから。


やめて欲しかった。
私の中からいなくなってほしかった。


だけど、気がついた。


その怪物は
小さな女の子だった。


真っ暗に塗り潰された世界で
全てのドアに鍵を閉められた世界に
置いてきぼりにされて
ひとりきりで怯えきった女の子。


それは小さい私だった。


ずっとずっと
出て来ないように
暴れ出して大事なものを壊さないように
私の世界を奪われないように見張ってた。



「お前は怪物だ!」


そんな目で自分を見ていたなんて。


暴れていたのは
ここから出して欲しかったから。


私の声を
聞いて欲しかったから。


私の存在に
気がついて欲しかったから。


私は怪物なんかじゃないよ。
そんなふうに扱うのはやめて。


立てられた爪と牙は
そうまでしないと
無視され続けそうだったから。


全部、全部、私だった。







「インナーチャイルドの癒し」


「自分の中の小さな女の子を
大切にしてあげてください。」


心の世界では
そんな言葉をよく聞く。


理屈では分かる。
寂しかった子どもの頃
傷ついた気持ちを癒すことの大切さ。


でも、どういうわけか
私は「インナーチャイルド」や
「小さな女の子」という言葉を
馬鹿にしてきた。


いやいや、
小さな女の子じゃ
この世界は生きていけないでしょ。
本当に何を甘いことを言ってるの。


そんな気持ちからだったと思うけど
動けば動くほどに
私の望む
「大切にされる」という現実から
遠ざかっていた原因はそれだ。


私が誰よりも
私のことを嫌い馬鹿にしてた証拠。








ずっとひとりだと思ってた。
でもひとりにさせていたのは私。


私は大好きな人達に囲まれた
あたたかい世界に住みたいと
ずっとずっと願っていた。


ならば、
私が用意しよう。


望む世界を
私が創りあげよう。


誰よりも大切な私のために。











ごめんね。
ごめんね、
ずっと怖かったよね、私。


追い出そうとしてごめんね。
ひとりにして本当にごめんね。


おかえりなさい。
本当は大好きだってわかってほしい。













 

溢れるとき

なんでもっと
上手く出来なかったんだろう。


なんでもっと
早く出来なかったんだろう。


なんで
もっと面白いこと言えなかったんだろう。






なんで
なんで
なんで
なんで


って自分を責めるとき。
そんな思いが
どんどん溢れだして止まらないとき。


ああ、もっと自分のこと
良く見せたかったんだなあと思う。


だったら
頑張ってないんじゃなくて
めちゃくちゃ頑張ったんだよね。


役に立ちたかったし
笑顔になってほしかったし
もっと上手く話せればと思った。


欠乏からくる気持ち。
もしかしたらそうかもしれない。
自己満足なのかもしれない。


それでも
良くなりたかったんだから。
周りの人と仲良くやりたかったんだから。



だから偉かったなあ
って褒めることにした。


端から見たら20点でも
私の中では100点だ。
いや、今日の私は180点だと思う。笑


そんなことを感じた
お仕事の帰り道でした。


なんだかじんわりと涙が出ます。


今日は
ゆっくりお風呂に浸かるぞ~(^O^)