「※高校時代…前編のつづきです!!」

リベロの骨折は全治2ヶ月。

県大会まで二週間を切っていて
試合は絶望的だった。



そんなときに
白羽の矢がたったのが一年生のMだった。

確かにバレーボールセンスはピカイチ!
ただリベロはチームの太陽でなければならない。

チームの縁の下の力持ちには
中学上がりの一年生には
荷が重すぎた。

そんな中で
後輩リベロMに
いつも声をかけていたのが
ピンチサーバーの同期R。

※ピンチサーバーとは、試合の途中でどうしても点を取りたいときや、雰囲気を変えたいときに起用されるとても大切なポジション。


Rの家庭はちょっと複雑で
母子家庭なのだが…

その上
元父親がヤ○ザの組長さん。

そのお陰と言ってはイケないだろうが
R自身もかなり肝が据わっている。


そんなチームメイトと迎えた県大会!


初戦はフルセットになりながらも
実力の差で勝ちきった。


その後
二戦…三戦と勝ち上がっていき。

四戦目で当たるチーム。


このチームは三戦目で
僕らの地区の優勝チームに勝った高校だった。


実力では完全に負けている…


三回戦まで全てストレート勝ちのうえに
二軍で戦ってきている。

そう
まだ本気を出していない
レギュラー温存チームなのだ。


流石に緊張してきた!

因縁の相手を完膚無きまでに叩きのめした相手…

そして
この相手勝てば、ベスト4………


地区大会一回戦敗退チームが
一年で約300校ある学校のベスト4になれるチャンスなのだ!


今までの練習を思い出すだけでも
吐き気がする……


そこまでしてやってきたバレーボールを……

たかが部活を……

死ぬ気で頑張った。





だが……

やはり強い……


全く歯が立たず
10点差もつけられ
一セット目を取られた。


ここまで
調子良く勝ってきただけに
セット間はお葬式ムードだった…





…「お前らカッコいいな!!」


突然誰かが
話しかけてきた。


※高校時代…逆襲編へつづく。
今回はちょと自分の事でも書こうかな?

高校時代は
人生で修行期間と同じぐらい辛かった。



高校生の時
部活動(バレーボール)がきっかけで
いきなり負けず嫌いになった。

この修行を乗り越えられたのも
高校時代の部活があったからだと言えるほど
厳しい練習だった。


まぁ
瀕死になって救急車で病院に運ばれたヤツも居れば、

ぶっ倒れて部活中リアルにAEDを使用されてた人もいる(笑)

当たり前だが
練習途中で家に帰っちゃうヤツもいた!!

夏はゲ○ゲ○戻すし……

帰宅時間も夜中の12時過ぎるし…

今時の高校にしては、
やっぱりめちゃくちゃだったね(笑)


高校の部活でも妥協しない…

いや
高校という一生思い出となる青春を捧げた部活だからこそ、先生も妥協しない。



こんなめちゃくちゃな部活

三年生の新メンバーになって、初めての試合が4月に行われる。


どのチームも新体制になって1ヶ月しかたっていない。


この大会での成績…

地方大会一回戦負け…。



まぁ
当たり前のように試合後、半殺しにあうんだけどもね(笑)


なんで
こんなに弱いのか?

なぜかここの地区は小学生からバレーボールをやる盛んな地域で
他の高校は小学生からずっとバレーボールをやっているエリートチームばかり。


だが
うちの高校は半数以上が高校からの初心者チーム。

小学生からやっているメンバーは
一人も居なかった。


だが…… 
毎日毎日

男子高校生が男泣きしながら
ゲロゲロ戻しながら
必死に練習をする。



すると
やっぱり努力は嘘をつかないんだよね。


だいたい2ヶ月に一回は大会があるんだけども、
試合をするたびに
勝てるチームがみるみる増えていくんだよ。



でも
世の中そんな甘くはなく

シード校や私立…

エリートも強い上に
激しい練習を積んでくる。


だから、
こっちも負ける悔しさを
もう味わいたくない!
その一心で
強豪校より練習する。

もう辞めてやる!

チームメイト全員
誰もが一度は思う……


でも
辞めないんだよね。


バレーボールが好きだし

負けてばかりじゃイヤだから

勝ちたいから。


だから、
お互い切磋琢磨して
レギュラーを取り合って……


地区大会2位まで辿り着けた!


2位までは県大会へ進める。

県大会でその無念を晴らすべく
また必死に練習をした。

そんな時に守りの要であったリベロが練習中に
腕を骨折してしまった。


※高校時代…強敵編へつづく。

ある日

テレビの生放送に出演するため
テレビ局へ向かっていた。


今回も若旦那の助手をさせてもらう事になり
若旦那より先に局に入って準備をしていた。


テレビの収録は何度か経験していたが
今回は全国ネットの生放送なので
やはり気合いも入る上、緊張もしていた。



今回の調理のテーマは

「どんぶり!!」

築地の新鮮で美味しい食材で
手軽に作れる丼を紹介する企画である。


話を頂いたのは
1ヶ月前…


テレビ局のディレクターさんと
ロケの手配や段取りなど
多忙な若旦那のスケジュールを考慮して
話を進めていった。



話し合いから一週間後…

築地でロケが行われた。
だが、

若旦那も僕も顔がゲッソリしている。


前日がお店の忘年会だったのだ。
若旦那の都合がつく日が、
本番までにこの日しかなかったため
こんな状態で早朝5時から築地市場のロケを行った。


特にこの一週間は忘年会のサプライズ企画の為
深夜まで忘年会の練習を行っていて、
その後からのマネージャー業務だったので、より辛かった…

※忘年会のサプライズに関しては、2つ前のブログ「やっぱりめちゃくちゃ料理の世界シリーズ…予想外だからサプライズ」をご覧ください。



お酒の匂いをプンスカさせながら
始まったロケも
市場の空気を吸えば一気に元気になる!

本当にこれは築地市場マジック!

一度早朝に築地市場に行くと分かります。



そんなこんなで
無事ロケは終了。


その後も取材やら
撮影やらで
ゴタゴタしながら、
本番当日を迎えた。



この日の為に
必死に準備をしてきた。


夕方の生放送だが
昼から局に入って準備をしていると
まだ店舗にいる若旦那から電話が入った!

若旦那「もしもし?お前ご飯どうした?」

なぜか、お昼ご飯の質問をされた。

多分出発直前までバタバタしていた為
僕がお昼ご飯を食べてないのを知ったのだろう。


すぐさま
僕「だぁーいじょうぶですよーー。平気です。わざわざありがとうございます!」

笑顔が伝わるような、謙虚な返事をした。




一時間後……………


どんぶりの材料チェックを終えて
リハーサルを迎える頃……

若旦那が局に到着したと
スタッフから声をかけられた。


直ぐに入り口へ向かう……。


荷物持ちや
今後の段取り
タイムスケジュール
調理手順や
変更点、諸連絡など

マネージャーとして
料理人の助手としての
仕事が多くある。


気合いを入れて
若旦那のお迎えにあがった!!
………………

相変わらずド派手な緑色のジャケットだ…
ネクタイは金色に近い黄色…
ネクタイピンも宝石が付いている…
そしてサングラスに
緑色の帽子…

下手な芸人より目立つ(笑)



あえて服装には突っ込みを入れず、近付き話し掛ける。


僕「お疲れ様です!今後の予定なんですが……」



「バッコーーーーン!!」


いきなり立ちくらみが……








若旦那にいきなり殴られたのだ!!


俺「…え?」

現状を理解出来ていない僕に
若旦那が話し出す
「お前……ご飯は?!(激怒)」


なんで、
俺が自分のお昼ご飯を食べてなかっただけで、
こんな芸能人の目の前で怒られなきゃいけないんだ?


もう意味か分からなかった。
確かに
普段から「自分達の食事 も勉強の一つだ!仕事だからしっかり食べろ!」っと
言ってくるが
こんな時にでもか??


そんな事を考えていると
若旦那が「今日何作るんだよ?!」
と言い出した。


え?!

いきなり本番の話し??

話しがあっちこっちに飛んで意味不明だった…


俺「…築地の素材を使ったどんぶりですけど……」


若旦那「そのどんぶりのご飯はどこにあるんだよ?!」


…………………………………………………………


俺「あ″ぁーーーー!」
「店に忘れてきました…すみま……………ん?!」



若旦那「…持ってきたよ!」

ド派手なグリーンジャケットマンが

左手にエルメスのカバン……


右手には、
炊飯器が抱えられていた……


壮絶な光景である……


ファッションというモノに無頓着で
パリコレなど全く理解出来ないが……



流石に
炊飯器を片手に抱えているのは
ファッションではない!!っと誰でも気付く!!!



めちゃくちゃ謝罪した…

電話での「ご飯」とは

俺のお昼ご飯ではなくて
これから生放送で使う
「どんぶり」のご飯だったのね…。


若旦那!!
本当にすみませんでした!!


でも
炊飯器ファッションは素敵でした!

なぁーんて
口が滑っても言えない…。(笑)




若旦那は良い人なんだよ?

めちゃくちゃだけど
急遽
スタジオ監督に交渉して
生放送番組に出演させてくれたんだから!!


本当に感謝してます。