先日のブログに登場した
無表情の同期F。
※やっぱりめちゃくちゃ料理の世界シリーズ…「それ以上にダメなモノ」を参照願います。


本当に感情を表に出さない…
後輩への説教もあまり見ない…




だが
「仏の顔も三度まで」
とはよく言ったもので、


ある日の昼営業後、
あまりにも態度の悪い後輩に
とうとうブチ切れた!!!


「バッーーーーーン!!」


身長は低いがガタいの良いFは
後輩をいとも簡単に1メートルほどぶっ飛ばす…


その瞬間!!


「バリーーーーンッ!!」




……………………………………………………………………………


吹っ飛ばされて
机にぶつかった後輩が
机の上に乗っていた土鍋を落としてしまった…



机に頭をぶつけて
血を流す後輩……


怒り爆発中の同期F……


離れ離れになっていた
二人の心は一気に
綺麗に真っ二つに割れた土鍋へいった。



2人の心の声
「これはヤバい!!!」


2人して
土鍋へ近寄る。



その土鍋は炭を入れる特殊な土鍋で、
もう作っていない一品モノであった。


先ほどの殺伐とした空気は一転し、
焦り出す二人…


頭血だらけの後輩と
殴ったFが肩を寄り添わせて考えている。


さっきまでの
乱闘を見ていた方としては
とても違和感のある光景…



そして2人は
接着剤で固定し始めた。


仲良く2人で(笑)



まぁ
水を入れる土鍋ではないから、
しっかりくっつけば、また使えるが…

不安そうな空気が流れていた。




そして夕方、

若旦那が厨房に現れるや否や
後輩とFの2人は若旦那に鍋を持って謝罪に行った…

手に持っている鍋は接着剤のお陰で
傷も見えないぐらいピッタリとくっついていた。


F「すみません、落として割ってしまいました…」

後輩「…スミマセン…」

F「接着剤でくっつけて、取れないようにはしたんですが……スミマセン…」


黙り込む若旦那……

だが、いきなりの報告にも
すぐさまスイッチオンッ!!!!


ブチ切れモードに直ぐに突入!!


若旦那「何が接着剤で止めただぁ?!
止めたからってお客様に出せるわけ無いだろうがぁー!!(激怒)」


F「すっ…すみません!!」


若旦那の怒りは収まらない…

若旦那「こんな接着剤なんて、簡単に取れるもんなんだよ!
そう簡単にくっつくもんじゃねぇーんだよッ!!」


と言って、
若旦那が土鍋の修理した所を
もう一度割ろうと力を入れた。






若旦那「………ん″……」






割れない……


間違いなく、
割れた所をもう一度割ろうとしているのだが…




割れない……


もう一度腕に力を入れて
割ろうとする!!









だが
割れない……



完全に厨房で注目の的となっている若旦那。

後には引けない。




若旦那「こんな接着剤簡単に取れちまうんだよ!!」



なぜか、
同じセリフを二度言う若旦那…


そして、
頭に血管が浮き出るほど力を込めて
割ろうとする若旦那…










だが
やっぱり
割れない……



自分の作業をするのを忘れて
若旦那に見入る若い衆。



流石に
腕で割るのを諦めた若旦那



そうしていると
「こんな接着剤簡単に取れちまうんだよ!!
こうすればっ!!!」

本日三度目となるセリフを言った瞬間!!



「バーーーーーーン!!」



若旦那が高い位置から
土鍋をワザと落としたのだ!

あ!!
それは反則だろ!!
と、誰もが思った……が







割れてない……




ここまでして割れないなら、
普通に使えばいいじゃん!!
と誰もが思った。


もう
若旦那もヤケクソになっているのが分かる(笑)



若旦那
「流石にこうすればな、こんなん簡単に割れるんだよ!!」


若旦那がそう言いながら、
テーブルの角に向かって
「ガンッガンッ」
叩きつけだした!!



だが割れない……



接着剤以前に
土鍋が強すぎる(笑)



もう、
接着した部分と関係無い所が欠けてきている……


周りに飛び散る土鍋の破片……


夜の営業前に
厨房から工場現場のような音……




もういいよ……

と誰もが思っていると、




「バリンッ!!」



土鍋が割れた!!


だが、
接着剤とは全く関係の無いところが割れていた。




「ほれ!割れた!!」

若旦那が自慢げに割れた土鍋を
Fと後輩に見せていた。




イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤ!


そりゃ割れるでしょ!
と、誰もが思った。




割ったのは確かに悪い。
だが、説教するのと、キレるのは違う。
キレてしまうと、逆に自分が恥ずかしい思いをしてしまう。
ここから学んだ。


後輩S。
通称「七割増しのS」

以前、階段で気絶していたり、先輩にあばら骨を折られた後輩S。
※やっぱりめちゃくちゃ料理の世界シリーズ…「営業後の拷問4」「営業後の拷問5」を参照願います。



七割増し…
そうあだなが有りながらも
具体的に話してなかったよね。

つまり………………………………………




先輩と後輩Sのやり取りで、、、


先輩「オイッ!今の大袈裟に、7割り増しで言ってるだろ!?」



後輩S「ちっ違います!!4割り増しです!」


先輩「十分、増し過ぎだよ!!」
「バッコーーーーン!!」↑殴られるS。



真面目な会話でも
こんなやり取りがあるので
「七割増し」
というあだなが付いたのです。


この後輩との会話には
常に会話の引き算が必要とされる。



先輩に気を使って疲れて…
後輩と話すときにも疲れる…

ひどい世界だ…
同期の話では
なかなか登場しない

同期F。


物静かでなかなか取っ付きにくく、
同期の中でも
表情を変えずに、
言われたことを黙々とこなすタイプの奴だ。



ある日、
魚が大量に入荷された日があった。

人間がスッポリ入る
「発泡スチロール」
から…

魚卵だけ入った、
ちっちゃな
「発泡スチロール」
まで
合わせると10数箱はある。



どんだけ仕入れがあろうと、
魚は鮮度が命!!

みんな
必死に魚を捌いていく。
後輩が「発泡スチロール」
をどんどん片付けながら…
どんどん捌いていく!!
片付けながら!
捌いていく!

みんな黙々と作業していく殺伐とした空気の中…


初めて触る魚があり、
先輩に教わっていた。


先輩もバタバタしているため、
集中して一回で覚える!!



先輩「…ここは、骨にそって、」

同期「…はい!!」


先輩「…ここだけは注意し……」



教えてくれてる先輩の説明がいきなり止まった。


先輩の視線の先には
同期のF…


しかも、
めっちゃ嫌そうな顔をして
先輩の説明を聞いていた。


(;゚д゚)……………



そこまでイヤそうな顔よくできるな!
って言いたくなるぐらい

迷惑そうなイヤそうな顔をしていた。


そりゃ
好意で教えてくれている先輩も
気分が悪くなる……。


教えてやってるのに、
めっちゃイヤそうな顔で聞かれたら、怒りたくもなる。


でも
普段、全く感情を出さない同期Fが
感情を出してイヤそうな表情をしているのが不思議だった。


先輩「てめぇーフザケてるのかよ?!」

「バッコーーーーン!」


たとえ珍しかろうと
殴られる…


その後も
たびたびイヤそうな顔をする同期F…。


流石に先輩に失礼過ぎる!
俺もFに怒った…

俺「先輩がわざわざ時間割いて教えてくれてるのに失礼過ぎるだろ!!(怒)」


俺「何がそんなに不満何だよ!?」


Fおもむろに指を差した…



その方向を見てみると…
後輩が発泡スチロールを片付けているだけである。


???


俺「は?!コイツ(後輩)が何かやったのかよ??」

F「…違う…」

F「発泡…」

俺「え?!」


F「発泡…発泡スチロールの音が俺ダメなんだよ!!」


発泡スチロールって

料理屋って言ったら…
魚は基本的に発泡スチロールで来るし、、、



聞いてみれば…
発泡スチロールを触るのもダメだという…


発泡スチロールの擦れる音以前に、
発泡スチロールの存在が苦手という重傷…



これには、
怒っていた先輩や
同期の俺らも言葉を失った。


同期Fは将来自分の店を持ったら

どうやって発泡スチロールと向き合うのか…

まず
発泡スチロールと関わらない料理屋を作れるのか…
とても気になる日となった。

あ!!

発泡スチロール以前に

同期Fは
生魚が食べられない。


そっちのが
和食料理人として
重傷かもね(笑)

以上
同期F情報でした!!