料理人になったり
お店の代表者になると

毎年、保健所主催の衛生講習会に行かなければならない。


内容はほとんど毎年同じだが

重要なお話しなので
しっかり学ばなければならない!


僕自身
別に勉強は嫌いでは無いので
講習会自体は苦痛ではないのだが、、


行っている講習会が、
なぜかご丁寧に
お昼ご飯を出してくれて

食べてから講習会に入る。


空調も心地良い…



みんな料理人で 
朝が早い…


そりゃ
そんな環境なら居眠りもしてしまう。



だが
うちのお店では
若い衆一名と
店の旦那が同行する。



そして
旦那が講習前に…
「絶対寝るなよ!」

と言ってくる。

まぁ
当たり前と言えば当たり前だが、、、

眠いモノは眠い!!



講習会が始まり

眠気の大敵…

ビデオ視聴タイム!!


このビデオ試聴さえ超えれば

後はラク……






「……ずぅーー…ずぅーー…」



保健所の方が
ビデオ試聴の準備を始めている中、

何か音が聞こえてきた…



周りを見渡す



………




「絶対寝るなよ」


あのお言葉をおっしやった

旦那……



寝てますね……




俺の心の声
「旦那よ…まだ、試合は始まってもいませんよ……」



だが、
立場的に
起こすことも出来ず……



講習会が終わった瞬間に、

わざとらしく
机を揺らして

大きく咳払い……



下っ端なりの
全力の気遣いで起こす。



これが
四年間ずっと続いたなんて
誰にも言えない。


社会に出ると下っ端は
上司の顔を汚さない事に必死なのだ。
若旦那はとても負けず嫌い。

店の将来を考えた意地ならまだいい…


だが
たまにこんな所でもって
負けず嫌いが発生する。




有名料理屋の社長と
一緒にお寿司を食べに行ったとき…


先方の社長さんが
「中トロ20貫…こいつらに!俺んとこに付けといて!」

同行していた
若い衆に注文してくれた。


ここまでは
良かった。



だが若旦那の表情だけがこわばる。

そして
悪魔の一言…
「こいつらに、大トロ50貫!!
あと…イクラと…適当にオススメ20貫づつぐらい!!俺に付けといて!!」



…………………………………………

((((;゜Д゜))))

イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤ!!


なんで寿司屋でフードファトせなかんのや!!


注文するのは簡単だよ!

お金さえあれば!



だがな!!

食べる若い衆……



3人だぞ!


そんな脂まみれの大トロやらイクラやら……

100貫以上喰えるかよ!!



お金持ちの意地の張り合いに
若い衆を巻き込むなよ(;゚д゚)



しかも、
料理人だから
残すことは絶対にイケない!

残すことは
一番若旦那が怒る……




あぁ!!

食べましたよ!

全部喰ってやりましたよ!



みなさん贅沢!
って思いますよね!?

そう!
贅沢な迷惑です!


でも
実際本当に地獄ですよ??
(゜Д゜;)



美味しかろうと…
好きな食べ物が
別腹だろうが、

そんなの関係ねぇ!



若い衆の一人は
途中でギブアップしてトイレで

ピーーー!(お下品な言葉)

しましたからッ!



もうお金持ちと行動するときは、
常に胃袋を空にしないとイケない!


ココッ!

テスト出ますッ!!
若旦那のめちゃくちゃは
厨房内だけではない。


関東圏外の出張時は
大概前日入りする。


そして、
ある時山形へ一緒に出張するときがあったのだが…



まず
出発前に羽田空港のそば屋で
冷酒を5合呑む…

勧められた為
一人で
3合呑む…


飛行機に乗って
若旦那は
ハーフの赤ワイン…

勧められて、
俺は白ワイン…



山形到着。

そしてホテルへは向かわず
夜の街へ繰り出す。


夜のお店で深夜三時まで呑みまくる。


やっと帰れる…



そう思った瞬間、、、


若旦那「山形はラーメンが有名だよなぁ~」



悪魔の独り言が聞こえてしまった…



そして
ラーメンを食べながら
地酒を呑む。



ホテルのチェックインが
早朝5時…


次の日…  
というか
もう当日だが、

8時には講義の準備を始めなければならない…


助手として同行しているので
一時間以上前に厨房へ入って準備をしなければならない。



もう一時間も寝れない。



それ以上に
口からお酒の匂いがする…


いや、、、
身体中から酒の匂い…



結構高い講義費用を頂いているのにも関わらず、
2人して酒の匂いをプンプンさせながらの実習となった。


一応
このお仕事…
国から頼まれてたのにね(笑)

やっぱりめちゃくちゃ若旦那。