反抗期 | もうひと花咲かせます

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『妻が夫を捨てるとき』の花子と息子吾郎の
その後・・・のおはなし

反抗期って、暴言吐いたり、暴力的なことしたり、大人を拒絶したり、そういうことなのかと思ってました。

でも、そればかりじゃないんですね。



たぶん今、吾郎は反抗期に差し掛かってるんじゃないかと思います。

さっき言ったみたいに、暴言とか暴力とか拒絶とか、そういうのは全然ありません。



ただただ、なんだかとっても・・・



イヤミったらしい(笑)



なんかねぇ~いちいちイヤミっぽいのよ。

たとえば、お弁当のおかずについて。



「肉ばっかりでびっくりした。」

「いくら成長期でも、炭水化物ばっかり食べさせられてもねぇ。」



とかさ。

毎日のことだから、そういう日だってあるわよ。

前は、そういうことで文句言ったりしなかったんだけど。



それから、遅番の仕事の日を、すごく嫌がるようになって。



「(子供)ほったらかし。」



みたいなこと言ったり。

たまには私いない方が、のんびりできていいんじゃないの?とか思うんだけど。



あとね、



「うちって、超ビンボーやね。」



って言ったり。

よその家に比べたら、そりゃあ超ビンボーだけど。

別に生活に困ってるわけじゃないし、吾郎に必要なものは何でも買ってあげてると思うんだけど。



たぶん、言ってることはみんな本心だと思うけど、根っから言ってるわけじゃないと思うの。

それは分かるんだよね。



なんだか急にイヤミっぽくなって、正直めんどくせぇヤツだなぁ~って内心思っていたんです。

で、あるとき、会社の食堂のおばちゃんと世間話をしてるとき、そういう話をしたんよね。

そしたら、そのおばちゃんから、



「反抗期の始まりだね。」



って言われて。

そっか、これも反抗期なんだ~って。

なんだか、すごく納得した。



今まで”ずーっと心の中で思ってたけど、口にできなかった思い”が、今、噴き出しているんだって。

ホントはずっと言いたかったけど言えなかったことを、今、私にぶつけてるんです。



吾郎が小学生の頃、私が遅番で、夜、家にいないとき。

吾郎は、「大丈夫だよ。淋しくないよ。」って言ってました。

私は、バカだから、その言葉をそのまま受け取って安心してた。

いや、本当は淋しいだろうなって、それは思ってたけど。

吾郎が、「たまにはいない方が、のんびりできるし。」なんて言うと、そういうもんか~なんて思ってて。

安心しきってた。



でも、本心は違ったんですね。

本心は、「ほったらかしにされた。」って思ってたんですよ。

だけど生活のためだから仕方ないし、自分が我慢しなきゃって。

そう思ってたんですね。



私は、なんてバカな親なんだ!って今思います。



おかずにしたって、ビンボーの件にしたって、吾郎の心の声が、今、あふれ出してるんですね。

今まで何も言わなかったから、納得してる、了解してるって思ってたけど。

そうじゃなかったんですよ。

不満もたくさんあったんですよ。



でも、そうは言っても、我慢しなきゃいけないことも本当は分かってて。

だから、そのジレンマで、イライラして、私にイヤミを言うんでしょうね。

そういう反抗期もあるんですね。



反抗期=親を拒絶する



って思ってたけど。

吾郎の場合は、今、やっと、「淋しいよ!」「かまってよ!」ってことを表現してる。

反抗期に差し掛かって、やっと。



そう思うと、なんだか切なくて。

子供のこと、何もわかってなかった自分が歯がゆくて。



子供の成長とともに、親も成長するなって、また改めて感じました。

思春期の子供育てるの、初めてですもんね。

仕方ないですよね。

まだまだ、これからこれから。



もう少し時間が経って、また大きくなると、また別の反抗期が来ると思います。

それを経て、高校生、大学生くらいになると、母親の気持ちも分かるようになるって。

食堂のおばちゃんは、そう言ってました。

淋しい思いしたけど、お母さんだって大変だったんだ・・・って。

必ず分かってくれるって。



今だって、きっと、分かってくれています。

だけど、わがままだって言いたいんですよね。

反抗期で正直な気持ちぶつけてくれるんなら、それはそれで歓迎したいなって思います。



だって、今、そういう気持ちを受け止めてあげないと。

時期を逃したり、私自身が逃げちゃったら、絶対にダメでしょう。

ど~んと来い!ですよ。



実は先週2人で、山口までプチ旅行に行ったんです。

フグ食べて、動物園行って、1泊して帰って来ました。

久しぶりの水入らず。

楽しかったです。

吾郎も喜んでました。



今の吾郎には、ほったらかしにするとか距離を置くんじゃなくて、とことんかまってあげる必要があるのかなって。

それを求められてる気がします。



最近の日課は、2人で三代目J Soul Brothersのダンスを踊ること(笑)

スキンシップもコミュニケーションもばっちりです。



ま、時々イヤミは言われちゃいますけど。



「ハイハイ、ごめんごめん。」



「ハイは、1回!」



「ハ~イ。」



ってな感じで、聞き流してます(爆笑)




これから先、またどんな反抗が来るのか分かりませんけど。

小さい頃からつながってるって言うか、「反抗期」にもちゃ~んと意味があるんだって思うと、なんだか愛おしく感じますね。

子供ってすごい。

子育てって面白い。

奥が深いですな。



がんばりますぜ( ̄▽+ ̄*)



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