元夫を語る | もうひと花咲かせます

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『妻が夫を捨てるとき』の花子と息子吾郎の
その後・・・のおはなし

元夫の一郎さん。

最近、彼のことはあまり書いてないけど。

実は、いろいろあった。



変わらず月に1度、吾郎と面会してる。

吾郎との関係は、非常に良好。

吾郎も、父親と会えるのを楽しみにしているみたい。



吾郎と仲良しなのは、いいんだけど。

最近では、私に対しても、ミョーに馴れ馴れしい(-""-;)



吾郎に電話かけてきて、その後、「お母さんにかわって。」って言うの。

で、私が出ると、一郎さんったら、しゃべるしゃべるDASH!

毎回、けっこう長電話だよ。



話の内容は、吾郎のことが主だけどさ。

「身体大切にしてね。」とか。

「大雨だいじょうぶだった?」とか。

もともと優しい人ではあったけど。



離婚後も、2人で仲良く、子供を育てていけることは、それはそれでいいと思ってる。

ある意味、理想的。

夫婦には戻れないけど、子供の父親・母親として、2人で協力するのは、全然あり。



ここで、もう1度言いたい。




夫婦には戻れない(キッパリ)




私ね、嫌な予感するのよ。

あの人のこと、よく分かってるからさ。



いつか、「もう1度やり直そう。」とか言い出すんじゃないかって。

義両親からも、そういうようなこと、言われてるんじゃないかって思うのよねぇ。

跡継ぎが欲しいはずだし。

今すぐではないにしても。

考えてるんじゃないかなって。



もしくは、私と夫婦関係を再生することを望んでいるわけじゃなく。

吾郎との養子縁組とか。

何かしら、思惑があるんじゃないかって。

ある程度の年齢になったら、吾郎の意思だけで決定することができるでしょ?

だから、一生懸命、吾郎を可愛がってるのかなとか。

考えすぎかしら。



相変わらず、プレゼント攻撃もすごいし。

時には現金も。

義両親からは、米やら野菜やらをいただくことも。

こういう関係って、いいんだろうかねぇ。

後で面倒なことにならなきゃいいけど。



何があっても、私は、あちらと再生するつもりはないので。

どんなに更生したとしても、もう無理。

吾郎のためだと言われても、これだけは、無理。

吾郎と仲良く親子関係を築いてもらうのは、全然問題ないけどね。

もう1度同じ戸籍に入るなんて、絶対にありえない。

私も、吾郎も。




一郎さんね、ここんとこずっと体調悪かったらしくて。

十二指腸に、潰瘍ができたんだって。

病院で検査したら、癌かもしれないって言われてたみたいで。

私の父が十二指腸癌で他界したから、それを思い出したらしくて、



「因果応報だ・・・」



って、ビビリまくり、相当悩んでたらしいよ。

だけど、精密検査の結果、癌ではないことが分かったんだって。

薬で治るらしくて、もうだいぶ調子いいみたい。

癌じゃないって分かってから、心も身体も元気になったって。



吾郎に、「よかったね、お父さん癌じゃなくて。」って言ったら、「うん!」って。

やっぱり、お父さんには元気でいて欲しいって。



「どうして?」



って聞くのも野暮かもしれんけど、聞いてみた。



「そりゃ・・・僕のお父さんだから。



もしかしてお母さん、色々買ってもらえなくなるから・・・って、言うと思った?(笑)

僕、そこまでそんなことないよぉ(  ̄っ ̄)

そりゃやっぱり、お父さんだから、いつまでも生きてて欲しいに決まってるじゃん。」



「そうだよね、うんうん。

よかったね、癌じゃなくて。

まだまだ元気でいてもらわんと、困るもんね。」



「うん。」



やっぱり、親子なのです。

父親は、父親なのね。



あの人の借金に苦しめられてた頃は、どんなに稼いで借金を返済しても、あの人が生きてる限り借金がなくなることは永遠にないって分かってたから。

いっそ死んでくれたら・・・って思ったことも、あるんよ。

恐ろしいやろ。

それくらい、追い詰められていた時期があったってこと。



夫のことを大事に想ってるから、借金を返そうと思ったり、いろいろ頑張っていたんだけど。

その一方で、「もし夫が今事故で亡くなったら、私はこの状況から解放されるだろうか。」って考えてた頃があった確かに。

壊れてたねぇ、私。

でも、借金って、それくらい恐ろしいもの。

自分の借金じゃないのに。

もうあんな思い、2度としたくない。

ホントに異常な毎日だったよ、あの頃は。





今月の終わり、夏休み入ってすぐの頃、2泊3日で一郎さんと旅行に行くことに。

2泊するのは、今回が初めて。

吾郎がOKなら、私の方は特に問題なし。

実は私も誘われたけど( ̄_ ̄ i)

仕事だから行けるわけないし。

っていうか、行くわけないし。




以前は、一郎さんと会った日の夜の吾郎は、なんだかグッタリ疲れてる感じだったんだけど。

最近は、いつも「楽しかった!」って、すごくいい顔して帰って来る。

だから、2泊でも3泊でも、吾郎が行きたいって思うなら、どうぞどうぞって感じ。

前はすごく不安だったけど、今の一郎さんなら、まぁ大丈夫かなって。



でね、一郎さん、再来月頃から半年くらい、仕事で名古屋の方に住まなきゃいけないかもなんだって。

まだ、正式決定ではないみたいだけど。

そうなると、毎月会えなくなるかも・・・って言ってた。



「会えるときに、会えばいいんだから。

無理しなくていいよ。

仕事の方を優先して。

働ける間に、しっかり働いて。

まだまだ先は長いんだから。」



「でも、吾郎と遊んだりできるのも、小学生の間だけやろうし。」



「まぁ、遊ぶのはそうかもしれんけど。

でも、あと数年したら、一緒にお酒だって飲めたりするわけだし。

まだまだ、先は長いよ。

今のうち、しっかり働いといてください。」



父親は、一郎さんひとりしかいないんだから。

いつまでも、父親でいてください。



あんな父親なら、いないほうがマシ!!!

って、何度もそう思ったし、今でもそう思うことはあるけど。



ほら、あの人種(借金夫たち)って、外面はめちゃくちゃいいでしょ。

今、私たちって、「よそ様」だからさ。

なんだか知らないけど、ものすごく尽くしてもらえてるのよね。

よそ様には、無い袖を振ってでも尽くすでしょ、あの人。

だから、なんだかんだと、いろいろ良くしてくれるわけよ。



まぁ、いつまで続くか分からないからさ。

今は、されるがまま、さらりと流してる。



今は、いったいどういう生活してんのか知らないけどさ。

いや、だいたい想像はつくわ。

人間の性根って、なかなか変わらないよね。

今は、「よそ様」だから、見なくてイイもんは見ないし、ホントに良いとこ取りで気楽なんだけど。

想像ができるだけに、何とも言えない気持ちになるのよ。



でも、言うこと聞くような人じゃないし。

私の知ったこっちゃないから。

知らん。

勝手にやってくれ。



よそ様は、気楽だわ。

もう夫婦じゃないもん。

知らん知らん。



もう家族じゃないけど。

もう夫婦じゃないけど。

ずっと関わり続ける元夫。

うまく言えないけど。

何とも言えない存在やね。



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