日直(日直って懐かしい~ww)になると、簡単なスピーチをしなければならないそう。
毎月テーマが変わる。
今月は、『私の(僕の)家族』だって。
吾郎の家族は、私だけ。
みんな、お父さんお母さん、弟、妹など兄弟の話をしてるらしい。
「何を話せばいいか、分からないよ(-з-)」
ふて腐れる吾郎。
母ひとり子ひとりの我が家。
ちょっと惨めな気持ちに、なったのかもしれない。
「お母さんの仕事の話、してもいいよ(^-^)」
本当は、あまり個人情報に関わることは、外で話して欲しくないんだけどね。
でも、この際いいわ。
吾郎と一緒に、スピーチの内容を考えた。
「ボクのお母さんは、○○の仕事をしています。
有名人も来たりするそうです。
いつも、会社で起こったいろんな面白い出来事をボクに話してくれます。
休みの日には、キャッチボールをしてくれたり、いろんなところへ連れて行ってくれます。
ボクは、ボクの家族を大切にしたいと思います。」
日直の当日、このようにスピーチした吾郎。
クラス全体が、ざわざわしたらしい。
みんなから、質問攻めにあったらしい。
先生からも。
私の職業ってちょっと珍しいから、みんなの興味を引いたんだと思う。
吾郎は、「守秘義務があるから、話せない。」って答えたらしいけど(笑)
さ・す・が( ´艸`)
家に帰って来て、吾郎がこう言った。
「お母さん・・・
お母さんって、すごいんだね。
ボク、今日、そう思った(^O^)」
そう?
そう言ってもらえると、お母さんもうれしいよ。
子供たちにとって、ちょっと珍しかっただけのことなんだけど。
みんなの注目を集めたことで、吾郎は少し優越感を感じたんだね。
いかにも子供らしい。
それで初めて、お母さんのことを「すごい」と思ったって。
まぁ、そう思ってもらえたなら、よかったよ('-^*)