浜松③本田宗一郎ものづくり伝承館と清瀧寺

　浜松は自動車、オートバイのメーカーとしてホンダ、スズキ、ヤマハがあり、楽器メーカーとしてヤマハ、カワイがあり、ローランドも本社を浜松に移転した会社です。自動車のトヨタの源流の豊田自動織機を起こした豊田佐吉は隣りの湖西市の出身です。

　本田宗一郎（1906-1991）は静岡県磐田郡光明村（現在の浜松市天竜区）に生まれ育ちました。本田宗一郎ものづくり伝承館はその地にあります。入館は無料です。

　１階の展示です。初期のバイクなどがあります。規模は小さな博物館です。

　ミュージアムショップもあります。

　２階ではマン島TTレースへの挑戦についてのビデオが回っています。

　そのほか、宗一郎の絵もあります。忙しかったのに関わらず、このような趣味があったことに驚きます。

　将棋の免状があり、四段でした。

　いただいたリーフレットには宗一郎の語録が紹介されていました。

「アイデアは人間である。すぐれたアイデアはすぐれた人間から生まれる」

「新しい技術や理論を求める仕事というものは99％が失敗である」

「当社は絶対に他の模倣をしない。どんなに苦しくても自分たちの手で日本一、いや世界一を」

「世間でいう悪い子に期待している」

　伝承館の隣は諏訪神社、その隣は清瀧寺です。

　清瀧寺は徳川家康の長男で、織田信長の要求により切腹させられた松平信康の墓があります。

　また、清瀧寺の鐘の下には、宗一郎が高等小学校時代に正午を知らせる鐘を30分前に撞いて早く弁当を食べたという逸話を書いた看板があります。

　余談になりますが、私の車はホンダの軽自動車です。